こんにちは、上津原です。
今回はこのブログでもお伝えし続けてきたRoom VRの全体的な概要をお伝えしようと思います。
背景
物件を購入するときに、どうしても物件そのものを確認できず購入をせざるを得ない状況が生まれる。この不便な状況を何とか打開できないだろうか?という考えから開始しました。
目的
上記のような、不便さを解決すること。また、それ以外の価値を見出すことを目的としています。
概要
3Dで作成した物件に、バーチャルリアリティを利用して内覧をし、今まで確認することのできなかった建設前の物件の確認やシミュレーションを行うものです。ヘッドマウントディスプレイであるOculus Riftを装着し、ゲームコントローラを使って自由にバーチャルな物件内を移動、確認することができます。
建設前のもののみならず、遠方の物件の確認や、来店できないユーザーが物件を確認する場合などにも利用できるのではと考えています。
機能概要
- 3Dで出来た物件をウォークスルーする
- 時間変更による日照の確認
- プレイヤーの身長変更
- 物件の階数変更
- 家具の搬入・レイアウト確認
- 室内電気のON/OFF
スクリーンショット
※画面は開発中のものです。
部屋のデータはEpic提供のRealistic Renderingのアセットを利用しています。
スタート画面
物の持ち上げが可能です
身長の変更も可能です。
時間帯により、空の色や光の入り方が変わります。
技術概要
- Windows7
- Unreal Engine4
- Oculus Rift DK1
- XBox360コントローラ
もともとはUnityでの開発を進めていましたが、レンダリングの美しさからUnreal Engine4に機能を移植し開発をしています。