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LIFULL Creators Blog

「株式会社LIFULL(ライフル)」の社員によるブログです。

経験0からデザインをする上で大事なこと5選

f:id:homes_designers:20160927145726j:plain  こんにちは。ネクストのデザイナー新卒1年目のおおしだです。

 タイトルにもありますが、私自身がっつりデザインを学んできた!というわけではなく、大学は技術寄り、学生時代のアルバイトではコーディングを主にやっており、デザインに関しては独学で少し手をつけたことがある…という程度でした。
(すでにデザイナーとして働いている、すでに学んできている!という方に対しては知ってるよそんなこと!という内容かもしれませんが確認がてらお付き合いください!)

 入社してから早いもので6ヶ月…デザインをするにはどのようなことが大事なのか等々、これまで学んだことをご紹介したいと思います!

1. 優先順位をつける

 入社以来、私がこれまで行ってきたものはWebページの改修やポスター制作等でしたが、どれにもテキストや画像ありきのものです。 一言にテキストと言っても、場所や大きさは見せたいもの、ことによって変わってきます。そんなとき、

  • どんな人に対してのデザインなのか
  • 何を優先して伝えたいのか
  • その環境にあったデザインか

を考えるようにしています。 たとえば壁に掲示するためのポスターの制作をする場合、

  • その道を通る人はどんな人が多いのか
  • その中でもどんな人に何を伝えたいのか
  • どんな時間帯に見られることが多いのか

ということを考える…等です。
これを考えることで「ペルソナをおいてみる」・「全体の配色を決める」であるとか「どんな文字の大きさ・ジャンプ率でレイアウトを組むのか」を考えるきっかけにしています。

2. 言葉にする

1にも関わってくることになりますが、

  • ヒアリングをする力
  • 自分自身の意見や考えを言葉に落とし込む力

は必要です。
 優先順位をつける前に、何のためにデザインをするのか(目的)、誰に対して行うのか、どんなデバイスでみることを想定しているのかを営業さんから、またはディレクターさんに確認することが必要です。 また、そのようなことを自分自身で考えることもあるので、日頃からデザインをする前に気をつけておく部分でもあります。

 それらに関連したことで以下のお話を社内の先輩からお聞きしました。

「想いとロジックを同時に実現することが大事であり、ビジネスでデザインを行うならばQCDを場所・場合に合わせてバランスよくそろえなければならない。」

QCDとは

Q:Quality(品質) C:Cost(費用) D:Delivery(納期)

のことです。 これに関しても事前に規模感、納期、それにかけるコストをヒアリングし、自分なりの言葉に落とし込み、思いとどめておくことが重要になります。

これは自分自身まだできておらず日頃勉強中です(汗)

3.ルールを決める

 デザインをIllustrator等でつくり出す前にまずはノートに描き出してみます。
例えばポスターやバナーの場合、優先順位を元に、文字の大きさのルール・余白のルール・配色のルールを決めてみます。

文字の大きさ: コーディングするように考えると決めやすいかもしれません。
最も伝えたいものはh1、説明文はpのようにフォントサイズや色、その意味を考え決めていきます。
これを考えておくことでコーダーさんにデザインデータを渡す際にも組みやすいデザインになると思います。

余白: 文字の上下左右には余白が生まれます。 全体の余白が揃っていれば全体も揃って見えます。 どの部分を大きく・どの部分を引いて見せるのか、どのくらいの対比で余白をつけるかを決めます。

配色
ベースカラー:70%
メインカラー:25%
アクセントカラー:5%

になるように配色を決めています。 3色以外にも用いたい色がある場合はベースカラー、メインカラー、アクセントカラーのバランスを崩さない程度に加えます。
 これらのルールを決めておくことで後々の理由付けをする際や、ほかの方にデザインを伝える際に説得力が増すと思います。

4. 問いつづける

 デザインを行い、チェックをお願いする…という場面は必ずあると思います。 何度もチェックをしてもらい、指摘をお願いすることを繰り返すと余分にコストがかかることになります。 その工数を防ぐためにも!チェックをお願いする前に一呼吸おいて

  • 本当にこれが最善の案なのか
  • 目的にあっているのか
  • このデザインにした理由はなんなのか

を自分自身に問い続けることが大事ではないか…と考えます。
 私自身、一度チェックをお願いしてご指摘いただいたことを見落として再度チェックをお願いしてしまったことが何度もありました。 自分自身のチェックは本当に大事です。 チェックする方がどんなところを見るのかを考え、これまで自分が失敗してしまったことを書き出してまとめておくことをしてから、少し改善したように思います。

5. 視野を広げる

 よく陥ってしまいがちなのが、現状のデザインばかりを見てその中で完結してしまうことです。 踏襲をする。という意味では品質を保つことができるのかもしれませんが、新規で制作をする際、新しいデザインでつくるとなった際には 引き出しがあればあるほどよいデザインが生まれやすいのでは…と考えます。

 今人気のサービスや、デザイン系のブログをチェックすることはよい刺激につながると思います。 私自身やっているのは電車の中の広告や、ポスター、CM等で使われているフォントやレイアウトについて考えてみることです。
 どのくらいのフォントや大きさか、余白はどうとっているのか、何を伝えたいものなのかを考えてみるととても勉強になります。 それらの広告やポスターをコーディングするとなったらどのタグを用いてどうコーディングするのかを考えてみても面白いです。

 以上、私にとってデザインをする上で大事なことを5つあげてみました。
正直この記事を書いていて、自分自身これらのことをできているのか、ということを振り返るよい機会になりました。

 ちなみに…以下これまでに制作してきたものの一部です。

6月時点
f:id:homes_designers:20161014154344p:plain → f:id:homes_designers:20161014154346p:plain

9月時点
f:id:homes_designers:20161014154347p:plainf:id:homes_designers:20161012162931p:plain

 それぞれ左が初期に出した案、右が先輩方にチェックをしていただいた後に完成したものになります。
 6月に行ったものは賃貸住宅フェアというイベントに飾られたパネルのデザインです。 以前は文字組みや、余白に関して感覚で行っている部分があり、整えることができていませんでした。
 何をどんな順位で見せたいのかを考えるべきとのご指摘を受け、背景に色を引いたり、 文字の大きさを意味づけすることを意識し、完成させることができました。

 9月のものは卓上のカレンダーのデザインを行ったものです。
 このカレンダーの制作過程で変更した点はたくさんありますが、 当初、積もった雪を表現しようと地面の色を白くしていたため、 カレンダー部分と同化してしまっていました。
しかしそれでは実際にカレンダーを手にした人が違和感を感じるとの指摘を受け、 地面を明るい灰色に修正し、カレンダー部分との境目をわかりやすくしました。

 これまでの半年間を振り返り、入社時よりは、理由のあるデザインかどうか、どう考えれば伝わるものなのかを考えられるようになったと思います。

 入社してからデザインを学ぶ上で心に残っているのは、ある機会に耳にした
「センスがなくてもデザインはできる」
という上司の言葉です。そもそもデザイナーの方はセンスの塊ではないのか?と思っていたので衝撃的でした。
 その言葉を心に留めて、今回上げた基礎の部分がしっかりとできるようデザインの筋肉をつけていこうと思います。