こんにちは、新卒三年目のナガサキです。
新卒一年目の椎橋くんがブログを書いていたので、私も負けじと書いてみます。
まずは簡単に自己紹介をさせて頂きます。 私は2014年に弊社(株式会社ネクスト)に入社しましたが、この年は30歳になる年でした。大学院で博士課程まで進み、就職しようと思ったときにはそんな歳になっていました。。新卒研修中の健康診断で、一人だけバリウムを飲むことになり、先輩に気を遣って頂いたのはこれまででも私くらいでしょう。
さらに私はエンジニアとして入社したのですが、当時はほぼプログラミング初心者でした。プログラミングといえば、研究の中で簡単なシミュレーションのプログラムをC++で書いたり、Rでデータ解析をしたくらいの経験しかありませんでした。Webに関してもhtmlを独学で学び、当時書いていたブログ内でタグを使ったりする程度で、今思うとよく採用しようと思ってもらえたものです。
簡単といいつつ自己紹介が長くなってしまいましたが、こんな私でも三年目で大きな仕事を任せて頂ける、というお話を今回はお届けしたいと思います。
プロジェクトの概要
2016年10月からHOME'Sの一戸建て領域は大きくリニューアルしました。
以前のHOME'Sは、
- 新築一戸建て(分譲)
- 中古一戸建て(新築仲介含む)
という2カテゴリに分かれていました。
このカテゴリ分けは、一戸建てを取り扱う不動産会社が「売主(または代理)」であるか、「仲介」であるかという、物件の取り扱われ方に依った分け方でした。
一見すると不動産会社の都合じゃないか?と思いそうですが、一戸建てを探すユーザーにとっても、仲介手数料が必要かどうかという大きな違いがあります。
しかし、ユーザーにとってその違いは本当に意味があるのか、一戸建てを探すユーザーは「新築」なのか「中古」なのかという軸で検索できた方がわかりやすいのではないか?という議論が数年に渡り続き、本年リニューアルを実施することになりました。
リニューアルした現在のHOME'Sでは、
- 新築一戸建て
- 中古一戸建て
という2カテゴリで一戸建てを検索できるようになっています。
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プロジェクトチームの体制
今回のリニューアルプロジェクトでは、私と、もう一人の同期エンジニアの二人で開発リーダーを務めました。担当分けはざっくりと、私が開発周り、同期エンジニアがテスト計画を担当して進めました。また、メンバーは新卒二年目の後輩2人と業務委託の方1名という、とても若く社歴の浅い開発メンバーでした。
前段のプロジェクト(一戸建て領域での改修やABテスト)があり、その際にHOME'Sに詳しい先輩エンジニアからある程度ノウハウを得られたとはいえ、リニューアルプロジェクトにアサインされたメンバーは上記の若いメンバーだけでした。そのチームで、旧カテゴリに従って過去数年開発・運用されてきたHOME'Sサイトを、新カテゴリに適応させなければなりませんでした。
実際の開発タスク
対応すべき箇所もかなり多く、それぞれの開発タスク1つをとっても、いざ取り掛かり影響範囲の調査を行うと、当初の見積もりよりも工数が肥大化することがよくありました。(プロジェクト当初に私が知らないことだらけの中で見積もったものが荒すぎたと反省しております。。)
また、既に運用されているサイトの改修となりますので、技術的に新しいことにチャレンジする方法は取りづらい状況でした。
具体例を一つ上げますと、旧カテゴリのそれぞれで利用されていた検索条件を、新カテゴリで利用できるようにするタスクがありました。
弊社の物件検索システムでは、カテゴリ毎にそれぞれの物件にタグをつけ、それを用いて検索を行っています。つまり、ただ物件のカテゴリを以前のものから新しいものへ移せばよいというわけではなく、それぞれのカテゴリで「正しく」検索できるように、タグのつけかえも丁寧に行わなければなりませんでした。調査の占める割合が高く、決して楽しいとは言えませんがとても重要なタスクでした。
このようなタスクが多い中で、自分自身を含む開発メンバーのモチベーションを維持し、さらに全体の品質を落とさずにスケジュールを守る、ということがリーダーとしての私に期待されている役割だったと思います。(もちろん、私たちリーダー二人の上にはマネージャがいて、適宜アドバイスを頂いていました。)
リーダーとして気をつけたこと
小規模の開発案件を任されたり、中規模開発に一メンバーとして参加したことはこれまでにもありましたが、やはりリーダーとして全体を見る・考えるということは一味違いました。
今だれがなにをしているのか、どのタスクが誰にふさわしいのか、タスクごとのスケジュールとメンバーの成長のバランスをどう取るのか。。。
悩みながらではありましたが、自分の中で下記の目標を立て、常にそれを意識してメンバーと接するようにしました。
- スケジュールを守る
- バグ・障害を出さない
- リニューアル前よりも”良い”コードにする
1, 2は社会人、またエンジニアとして当然の目標かと思いますが、自分自身とメンバーの成長を考えた時、3が出てきました。 影響範囲の広さや、テスト工数の大きさにビビって小手先の改修を行うのではなく、その部分の実装はどうあるべきなのかを常に考え、実装とソースレビューを行うようにしました。
リニューアルが終わった今となって、自己評価ではありますがすべて達成でき、後輩もきっと成長してくれたと思っています。
本プロジェクトを通して得たもの
今だから言えるのですが(といいつつ担当のマネージャには当初から正直に打ち明けていました)、プロジェクトが走りだした当初は不安でしょうがなかったです。
本当にこのメンバーでできるのだろうか?
自分が開発メンバーを引っ張っていきプロジェクトを回せるのだろうか?
しかし、やり終わった今となっては心から「やってよかった、成長できた」と感じます。言ってしまえばなんでもそうなんですが、やらなきゃわからないことばかりでした。
一エンジニアとして新しい技術に興味もあり、いろいろ試してみたいと思います。ただ、ユーザーに使ってもらえるサイトにすることを第一に考えた時、いろんなアプローチがあるんだ、という当たり前の気づきも得られました。
一言で言うと、また大きい案件やりたいな!って思うくらい、充実した仕事でした。
最後に
長々と書いてしまいましたが、このエントリをまとめますと、下記2点となります。
- 初心者だろうと、経験が浅かろうと、熱意と正しい考え方があれば成果を出せる
- ネクストは入社年度や年齢関係なく、挑戦しがいのある大きな仕事をまかせてもらえる環境がある
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