LIFULL Creators Blog

LIFULL Creators Blogとは、株式会社LIFULLの社員が記事を共有するブログです。自分の役立つ経験や知識を広めることで世界をもっとFULLにしていきます。

AWS re:Invent 2017 参加レポート Day 1

鈴木(健)(@szk3)です。

前回のレポートでは、フライトから参加者登録、そして会場を視察するところまでをお伝えしました。

今回のレポートでは、初日の状況や現地の雰囲気を中心にお伝えしたいと思います。気楽に読んでいただければ幸いです。

はじめに

本日からセッションに参加するわけですが、本参加レポート シリーズでは技術的に細かい話はしません。 後日公開される資料を見たほうが確実だと思うのと、現地で感じたことを中心にフィードバックしたほうが 参加レポートとしてはよりリアルになると考えるためです。技術の話が少ない!と思われるかもしれませんが、ご了承ください。

本日から本番です!

自分は今回のイベント全体を通して、Ariaという会場を中心に組み立て、音声認識・サーバーレス周りを軸にセッションを組みました。

そして、re:Invent 2017の幕開けに選んだのは 「How Voice Technology Is Moving Higher Education to a New Era」というセッションでした。たまたまCTO長沢と同じだった為、一緒に行くことにしました。

セッションに向かう途中ものすごい長蛇の列ができてると思いきや、参加者登録(レジスト)の列でした。 レジストの場所までは、エスカレーターがあるので、安全のため入場規制を行っているようでした。 人が対応しないといけないものは、なかなか簡単にElasticにはできませんね。

自分たちは先日中にレジストを終えていたので、すんなり部屋に入ることができました。

「How Voice Technology Is Moving Higher Education to a New Era」では、アリゾナ州立大学で学生達がどのようにAlexaを使っているかについての事例紹介でした。とても示唆に富む発表で、時代の流れとして Voice Interface への転換期に来ているのはなんとなくわかっていたけど、実際に使われている様子を見るとより鮮明に理解することができました。この事例を応用し、会社に戻った時に開かれるハッカソンでEcho dot + Alexaで何か実装してみようと思います。 f:id:LIFULL-suzukik:20171128180913j:plain

人、人、人

ふたつめのセッションは、席の予約(Seat Reserved)できず予約待ち(Walk-up seat)でした。つまり当日席が空いてたらWalk-up seatの列に並んだ順に入れてくれるという仕組みになります。

セッションの会場に行ってみると、人の数が多すぎてWalk-up 待ちの列を並ぶどころか、どこが列の最後なのかもよくわからないほどの混雑でした。

会場に入れなかった人向けに、大部屋にでかいモニターを付けて中継してくれるTheaterと呼ばれるサブ会場もあるにはあるのですが、そこも人で埋め尽くされて前が見えないという状態。。。去年以上の人の多さと盛況ぶりを感じました。

ベスト・プラクティス的なセッションの人気は高いので、セッション公開時に予約できなかった時点で辛い戦いが待っていることがほぼ確定していたようです。

とにかく人が多い印象です。 f:id:LIFULL-suzukik:20171128191130p:plain

一旦そのセッションを諦めて、別のセッションへ行くことにしました。 当日でもフレキシブルにスケジュールを変えられるのがre:Inventの良いところでもあります。座席予約が埋まってさえいなければ、すんなり入れてくれます。

登録しなおしたセッションは、「Now Hear This: How Earplay Architects an Alexa Radio Rrama」でした。セッション自体はいい内容だったのですが、途中マシントラブルが発生し、画面が映らない時間が結構長く続きました。デモには魔物が住むって誰かが言ってたのを思い出し、本番の怖さを再認識しました。

ランチ

先程のセッションを終えて、時間が空いたのでランチに並びます。ランチについて事前に情報共有はありませんでしたが、昨日くらいに突如追加されたようです。話は逸れますが、ランチ待ちで並んでいた時に「Is this line queued for lunch?」と話かけられました。queueといえばSQS!という安直な発想しかない自分にとって、queueという単語を技術のドキュメント以外で普通に使われているのを聞き、親近感が湧きました。このような単語のリアルな使い方が学べるのは海外カンファレンスの良いところだと思います。

ランチは去年より豪華で美味しい印象です。チキンとビーフというタンパク質ががっつりとれる食事になっています。機内食の炭水化物 on 炭水化物 に打ちひしがれていた自分にとって最高の食事になりました。やっぱり肉が好きです。ちなみに前に並んでいた方は、このステーキを3つくらい皿に盛っていました。食欲にもスケールを感じますf:id:LIFULL-suzukik:20171128181159p:plainf:id:LIFULL-suzukik:20171128181159j:plain

ランチを食べ、午後からさぁ行くぞ!となったところで、雲行きが怪しくなります。

Walk-up seat

今回自分の登録している午後のセッションは全てWalk-up seatでした。結構早めにセッションの予約をしたつもりだったのですが、全世界同時にセッションの登録が開始されたせいなのか、参加者が増えたせいかわかりませんが、とにかくSeat reserved が取れない状態でした。でも、日本にいたときはそんなに悲観しておらず、並べば入れるだろう的に楽観的に考えていました。

しかし、いつだって現実はそんなにあまくありません。

そもそも、どこがWalk-upの最後尾なのかわからないくらい人が並んでおり、がんばって並んでも途中で「会場が一杯なので入れません!」みたいな扱いを続けて3回もらいました。

Walk-up seatは基本的には30分前に来てねというアナウンスになっているのですが、30分前に来たくらいでは全くもって時既に遅しでした。違うセッションを見たら1時間後のセッションのWalk-upに長蛇の列ができていました。

これは完全に見誤った結果であり、もう少し早く損切りをして行動を変えていれば、ひとつくらいはセッションが見れたかもしれません。1日にセッションを詰め込むより、絶対見たいセッションに1時間以上前から並ぶ作戦を取らないといけないようです。

もちろんセッションが開催される会場の大きさやコンテンツにもよるし、入れなかった人(OVERFLOW)用の振替ステージもあるのですが、大抵入れないセッションはOVERFLOWも溢れかえっているので、結局全然見れない状態でした。

前回はここまで入れないということはなかったので、経験がマイナスに作用する結果になりましたが、その分空いた時間でアウトプットの整理を進めていました。

QUAD

気を取り直し、QUADと呼ばれる場所を回ってみることにしました。ここにはスポンサーブースがあったり、レゴでピタゴラスイッチ的なものを作るスペースがあったり、認定者ラウンジがあったりと何かと楽しい場所です。 f:id:LIFULL-suzukik:20171128181527p:plain

認定者ラウンジとは、AWSの資格保有者のみが使えるラウンジで、そこで認定者Tシャツをもらえました。今年はロールプレイングゲーム的なデザインになっており、配布していたステッカーのキャラクターはそれぞれ資格に対応しており、親しみがわくようなデザインになっていました。 f:id:LIFULL-suzukik:20171128181627j:plain

JAPAN NIGHT!

一旦、ホテルに帰宅し、夜からは日本人同士のネットワーキングに参加してきました。 今回のre:Inventには日本人は1200名ほど参加しているらしいのですが、このパーティーには500名くらい参加しているとのことでした。自分もたくさんの方とお話させていただきました。いろいろと勉強になることが多く、大変有意義な時間になりました。ありがとうございました。

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まとめ

初日は、昨年の経験が活かせた部分と活かせなかった部分が混在する結果になりました。 原因は複数考えられますが、今日の反省を活かし、残りの期間を最適化していきたいと思います。

明日は、GAME DAYに参加します。

英語は自信がないので不安要素が若干高めですが、出川先生を見習って「人間だから伝わるよ」という言葉を胸に頑張りたいと思います。