LIFULL Creators Blog

LIFULL Creators Blogとは、株式会社LIFULLの社員が記事を共有するブログです。自分の役立つ経験や知識を広めることで世界をもっとFULLにしていきます。

WWDC 2018 - LAST DAY -

こんにちは!

デバイスソリューションU開発Gの池田です!

とうとうWWDCも最終日!

現地からお届けしたいと思います!

最終日の会場

最終日は木曜日のBash(公式の打ち上げパーティーのようなもの)の夜の後、セッションも少し早い時間で終わります。

そういった状況もあり、会場は人もかなり少ないのかと思っていましたがそうでもなさそうです!

空席もありますが今日も多くの人がセッション会場に足を運んでいます。 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609033609j:plain

ランチタイムも人がいっぱい! f:id:LIFULL-ikedakz:20180609042051j:plain

セッション

最終日は月曜日〜木曜日の4日間より2時間早く終わることもあり、セッションの数は少ないです。

以下のセッションに参加してきました。

  • Designing Notifications
  • Adding Delight to your iOS App

Designing Notifications

通知で提供するユーザー体験についてどう考えどう設計していけばよいかのお話でした。セッションを受けて以下のトピックについてピックアップして書こうと思います。

  • 通知の許可
  • 通知での価値提供

通知の許可

通知の許可で気をつける点は以下3点があがっていました。

  1. 初回の起動での通知許可をとらない
  2. 通知が価値があることだということを伝える
  3. 通知と関連あるタイミングで表示する

例では、通知許可を求めるダイアログ内で、「継続して通知を希望しますか?」というような文章でユーザー自身が通知でのコンテンツ購読を続けるか否かを選べる形で伝える方法が良い例としてあがっていました。

通知での価値提供

通知での価値提供は以下3点に気をつけるとよいとされていました。

  1. 意味がある内容で明確な情報を提供する
  2. アプリを起動してもらう理由として利用しない
  3. 必要な情報だけ通知され、必要でない情報は通知をOFFできるなど設定を適切に設計する

1.2.を満たすシンプルな例として、天気アプリで「もうすぐ雨が来ます。」のような通知が良い例としてあがっていました。

3.については例えばニュースアプリで興味があるカテゴリだけの通知に絞れて、興味がないカテゴリは通知をOFFにできる例などがあがっていました。

Adding Delight to your iOS App

ユーザーにより良い体験をしてもらうための様々な内容が話されていました。

外部ディスプレイサポート、レイアウト駆動のUI、起動の高速化、スムーズなスクローリング、ユーザー体験の連続性、様々な便利なデバッグ方法の6点について話をしていたのですが、ここでは起動の高速化、スムーズなスクローリング、ユーザー体験の連続性について触れます。

起動の高速化

話がされていたのは以下3点です。

  1. 反応を早く返せるようにする
  2. 本当に必要なものだけ利用する
  3. 計測して改善する

1.に関してはapplication(_:willFinishLaunchingWithOptions:)application(_:didFinishLaunchingWithOptions:)applicationDidBecomeActive(_:)で処理をたくさんさせない、大きなデータセットの読み込みを避ける、データベースが整理されているかをチェックするなどすることでユーザーに対して早くレスポンスを返すようにという話がされていました。

スムーズなスクローリング

以下3点について話がされていました。

  1. Time Profiler、Core Animation Instrumentsを活用する
  2. メインスレッドの処理を削減する
  3. 視覚効果やマスキングは重いので節約して使う

しっかり計測すること、画面描画に関わる処理は極力軽くすることが重要とのことでした。

ユーザー体験の連続性

Handoffの活用、Spotlight検索、Siri Shortcuts等も合わせて利用し、ユーザーの体験を連続的に作っていくと良いという内容でした。

今回発表のSiri Shortcutsもどういった形でこれからいろいろなアプリのユーザー体験に繋がってくるのか、今後が楽しみです!

Bash

最後に昨日の夜開かれたBashの様子をお届けし、WWDC 2018のレポートは終わりにしようと思います!

セッション等は18:00まで行われ、Bashは19:00から開催されます。

会場に入りました!奥にはライブが行われるステージが見えます。 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609082600j:plain

会場入り口で絵文字のピンバッジをもらえました!かわいいです! f:id:LIFULL-ikedakz:20180609082454j:plain

ドリンクやフードも無料で提供されています。 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609082506j:plain f:id:LIFULL-ikedakz:20180609082612j:plain

会場では様々なゲームが野外に設置されています!

光る的入れや、 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609082532j:plain

エアホッケーや小さいカーリングのようなゲームや、 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609083200j:plain f:id:LIFULL-ikedakz:20180609083140j:plain

巨大なジェンガなんてものもドカッと置いてあります! f:id:LIFULL-ikedakz:20180609083102j:plain

Bashでは毎年有名なアーティストのライブがあり、会場をガンガン盛り上げます!

今年のアーティストは「Panic! At The Disco」でした!すごくかっこよく、会場もすごい熱気でした!!!

そんな楽しい時間はどんどん過ぎ、夜もふけていきます。 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609082442j:plain

そんなこんなでいつのまにか終了時間の22:00!会場には余韻を楽しむ人々がちらほら。 f:id:LIFULL-ikedakz:20180609083114j:plain

こうして楽しく盛り上がったBashも終了です!

本日で最終日だったWWDCは本当に楽しく刺激のあるカンファレンスでした!!!今回得たものを持ち帰ってしっかりユーザーにいいものを届けていければと思います!!!

最終日のレポートはここまで!ありがとうございました!!!