LIFULL Creators Blog

「株式会社LIFULL(ライフル)」の社員によるブログです。

暑中見舞いのデザイン2018 〜上澄み編〜

暑中お見舞い申し上げます

LIFULLでデザイナーをしております長谷部です。 暑い日が続いておりますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

このたび、暑中見舞いのデザインを担当させていただきました。 実際に仕上がった完成物がこちらです。

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裏面

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表面

こちらのハガキ、下部のミシン目を切り離すと、使い捨ての虫除けリストバンドになる仕掛けになっています。どうやって使うのかを写真と共に解説しましょう。

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ミシン目にそって切り離します。
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ミシン目に沿って中央を開きます。
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開いたら、輪にします。
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手首や腕に装着します。
個人的な感想ですが、輪がピッタリフィットするあたりまで上げてしまった方が煩わしさが出ないと思います。 (腕の細い人はミシン目を全部開かずに穴を小さく装着すると良いと思います。)

ざっとこの様なものを作りました。

受け取った方には、小難しいことは考えず「おもしろい」とか「へー」とか…? もういっそ何も思わず流れるように虫除けアイテムの1つとして使っていただきたい訳ですが、どんなに小さなものにでも目的やテーマに沿ったカタチがあり、そこに行き着くドラマがありますよね。今回はそんな作り手側の想いや要素背景などお話できたらと思います。

デザイン背景

コンセプト

LIFULLと一緒に外遊びを楽しもう!

想い

夏、レジャーシーズンの到来です。海に山に外遊びの機会が増える楽しい時期です。 そんな夏のレジャーを思う存分楽しむ為に蚊の撃退でひと役買いたい。 そして、役目を終えたら潔く去っていくようなサッパリした存在でいたい。

各デザイン 要素解説

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①コピー

「あなたのレジャーLIFEを、FULLに。」 「あらゆるLIFEを、FULLに。」する中で、暑中見舞いでは、レジャーLIFEにフォーカスするイメージです。 LIFULLのロゴについてはインタビュー記事がありますのでそちらを〜。

lifull.com

②麦わら帽子

夏の野外レジャーを連想させるものとして、選びました。 実際は、ベタな麦わら帽子を被っている人はそう多くは無いように思っているのですが、日本人にはパッと夏を連想できるアイテム(世代ありますか?)として染みついているのかなぁ?という考えです。 しかも、遊びを限定しないんです。場所も山でも海でも近場だって良い。それぞれのレジャーを受け取り手側に委ねる感じが良いなと思いました。

③サービスシンボル

実際に身につける部分になります。LIFULLにあるサービスアイコンを並べ、コンセプトにある「LIFULLと一緒に外遊びを楽しもう!」を表現しています。 夏を連想させるアイコンも混ぜることで、楽しもう!を強めました。

④メッセージ記入エリア

ダルマの目を入れるように、ハガキを出す人が最後にそれぞれの言葉を加えて完成するイメージです。 もし出来たらという程度に心の中にとどめていたのですが、『スペースは空いているからそこにでも書いておいて』じゃなくて、ちゃんとその言葉が置かれる場所というのが作りたかったです。

印刷仕様

ハガキサイズは定型ですが、ミシン目を入れたり、カラーインク以外に虫除けインクも使いますので、デザインを詰める前から印刷会社さんと打ち合せをして、プロトタイプをいくつか作りながら進めていきました。 色んな進め方があると思いますが、今回、型になる割合などはこちらから指定しています。 f:id:LIFULL-hasebe:20180719090454p:plain

印刷会社さんと詰めることは、具体的には以下です。

  • 宛名印刷分として何ミリ必要で、リストバンド部分を何ミリ取れるか。

  • リストバンドの強度を考え、輪にした時の両サイドは何ミリ残すか。

  • 紙の材質や厚さはどれにするか。

  • 何色刷りにするのか(予算とのバランスもあります)。

最終的に使用したインクは、特色カラー2色(Pantone2018c、Pantone429c)+虫除けインクになりました。紙は、虫除けの香りが一番出やすいとのことでしたので「マットポスト紙」を選びました。

虫除け効果を優先させるため、刷り銀やニスなどの特殊印刷を控えました。 何で効果が薄れるのか聞き忘れたのが心残りです・・・

ハガキ一つでも結構色々ありますよね。 今回は最終アウトプットになった言わば上澄み部分のお話をしました。 次回は、デザイン以外の完成に行き着くまでのプロセス、「だって人間だもの編」をお話するつもりです。