LIFULL Creators Blog

LIFULL Creators Blogとは、株式会社LIFULLの社員が記事を共有するブログです。自分の役立つ経験や知識を広めることで世界をもっとFULLにしていきます。

企画立案を通して考える開発生産性向上

エンジニアの内藤です。LIFULL HOME'Sの売買領域を支えるエンジニアチームのマネジメントを担当しています。

私の所属している部署は職能別組織となって3年程経ちます。 専門性を高め開発力を向上させることで、価値提供を最大化させる土台をしっかり作ることを目的としています。 新しい技術を取り入れやすくなったり、Pull Requestをマージするまでの時間をKPIとして計測・改善したりと組織として開発力向上の動きがしやすく、タスクの生産性の向上に一定の効果が出ています。

一方、職種混合で動いていたときより企画職やデザイナー職など他の職種との接点が少なくなったのも事実です。 また、この期間に新卒入社した社員はコロナ禍も重なり、他職種の業務がどういったものなのか実際に目で見る機会がない人もいます。 職能別組織であっても各職種間で連携して施策を進めています。 各種施策の質やスピードも高めるためには、仲間の業務について知っておくことが重要だと考えました。

そこで、「グループを超えたコミュニケーション」・「越境力 ~ 越境して企画を知ってみよう ~」というテーマを掲げ、企画立案を体験するワークを実施して他職種の業務を知ろうと試みました。

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データ活用を促進するためのデータプラットフォーム開発

テクノロジー本部の yoshikawa です。普段の業務では LIFULLのデータに関するエンジニアリングを行っています。

今回の LIFULL Creators Blog ではデータリネージや(メタ)データカタログの整備など、データの活用を促進するような取り組みについて紹介します。

ここ数年で、LIFULL が保有するデータの活用に関する問題点が顕著になり、その解決に向けて今回紹介する取り組みを実施しました。

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アクセシビリティ推進組織立ち上げ後半年間の動き

こんにちは。エンジニアの中島です。 2022年 4月からアクセシビリティ推進グループ(以下推進グループ)に在籍しています。

この組織は新設されたばかりで、まだ出来て半年の組織になります。 そのため、部署の目指すべきゴールイメージや、それを図るための指標といったものを作るところから始めることになりました。

本記事はそういったところについて共有させていただこうと思います。

立ち上げにあたっての話については以前同グループの嶌田が投稿した記事があるのでそちらをご参照ください。

www.lifull.blog

  • 部署の目指すべきゴールイメージと行動軸
    • プロダクトに対する直接的な品質改善活動
    • 新しい負債の発生を低減させるための文化醸成
  • 指標化
    • プロダクトに対する直接的な品質改善活動の指標化
      • マニュアルテスト
      • スコアリング
        • 加えたマニュアルテスト項目とその重み
          • Lighthouseの推奨するマニュアルテスト
          • 推進グループで追加したマニュアルテスト
    • 新しい負債の発生を低減させるための文化醸成の指標化
  • 運用してどうか
  • 最後に
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LIFULL主催の技術勉強会 Ltech 『#21 LIFULL HOME’Sを支える検索技術』開催レポート

こんにちは!LIFULLのエンジニアで、Ltech運営チームの1人 サム (@samukaak) / Twitter です!今回は 2020年9月15日(木)に開催した『Ltech#21 LIFULL HOME’Sを支える検索技術』についてレポートします。

Ltechとは

株式会社LIFULL主催の、技術(エンジニアリング・テクノロジー)をテーマにしたイベントの総称です。 特定の技術に偏らず、様々な技術をピックアップしていきます。

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リモートワーク化でも大切にするオフラインコミュニケーション

はじめに

みなさんこんにちは、 LIFULL HOME'S事業本部プロダクトエンジニアリング部プロダクトエンジニアリング3ユニットの吉次です。

新型コロナウィルス感染症が発生したことにより、従来の勤務場所から離れて自宅などで仕事を行うリモートワークが全国的に増えてきました。 私たちLIFULLでも同じように、リモートワークがメインとなりました。 リモートワークは通勤時間の削減による通勤時のストレス軽減や空いたリソースを家族や自分のために使用できるようになるなどメリットは大きいのですが、外出が減って運動不足になった、プライベートと仕事の切り替えが難しくなった、仕事中でも子供やペットの世話をしなければならなくなり集中する時間が取れなくなったなどデメリットも少なくありません。

またリモートワークとなることにより直接同僚と会うことが減り、コミュニケーションの絶対量が減ってきました。私たちの部署ではコミュニケーションの減少が長期的には大きな問題となってくることを懸念しています。

その問題を解決するべく私たちLIFULLではコミュニケーションデイ、通称「コミュデイ」という制度を導入しているので紹介します。

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WinSession で成果を自慢したらビルド時間が 8 倍速くなった話

こんにちは。テクノロジー本部の福留です。4 月に新卒入社しました。好きなものは合唱篩型です。

目標管理に関するフレームワークとして、OKR(Objectives and Key Results)が Google や Facebook などの企業で取り入れられ、注目を集めています。

OKR フレームワークにおいては、挑戦しがいのある高い目標(Objective)を設定し、主要な結果(Key Results)も 60〜70%の達成度で成功とみなされるような、高い成果に設定します。 チームのモチベーションが高くなるような高い目標を掲げる一方で、日々の業務ではできなかったことのほうが多くなり、徐々にメンバーのモチベーションが低下する原因になりえます。

この問題を解決する取り組みが WinSession です。この場では、逆に「できたこと」に注目し、メンバーどうしが承認・称賛しながら情報共有を行います。

resily.com

今回は、私が所属するアーキテクトグループで実際に行った WinSession の中で、成果を共有をすることでよりよい成果を出せた事例を、新卒の目線から紹介します。

目次

  • 目次
  • アーキテクトグループの主な仕事
  • WinSession
    • Win: テストを高速化した!
      • Vitest でテストを高速化
      • ビルドも速くしたい!
    • Session: Node.js の専門家に相談
      • WinSession 当日
      • あと一歩!
    • After: 協力してビルドの高速化にも成功
      • 実行順序の担保
      • 再び専門家に仰ぐ
  • 終わりに
    • 一緒に働きませんか?
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「RESEARCH Conference 2022」に登壇してきました

こんにちは、LIFULLでUXリサーチャーをしている小川です。

5月28日(土)に開催された、リサーチをテーマとした日本発のカンファレンス「RESEARCH Conference 2022」に、スポンサーセッション枠で登壇させていただきました。

この記事では、当日お話ししたテーマについて紹介してまいります。

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