こんにちは、上津原です。
先日Pepperの購入者、または購入予定者が参加できるというPepper Pioneer Club Meetupに参加してきました。
会場は、FreakOutさんのイベントスペースでした。
私はエンジニアというところで、エンジニア目線での今回のイベントで感じたことをお伝えしたいと思います。
乾杯は主役のPepperが
まず最初に、恒例らしい(?)Pepperによる乾杯の音頭で始まりました。ちなみに前回はPepperによる乾杯は失敗したとのことで、今回はうまくいき、乾杯の後に拍手がわきあがりました。乾杯ができただけで拍手を受けられるPepper。しかし妙に新鮮でした。
展示されていたPepperや話を聞いて感じた事
Pepperの基本としてはもちろん「会話」が中心になります。なので、会話をしながら記念撮影をしたり、ラジコンのように操縦するスマホアプリが展示されていたり、関西弁でしゃべるPepperなどがありました。
全体を眺めながら感じた点は、まだ柔軟な会話に対応できるPepperアプリケーションを作るノウハウはそりゃあるわけないよねー、という感じでした。「はい」「いいえ」を基本にした会話だったり、数字を選ばせたり、胸元のタブレットで操作したりというかんじで。
いわゆるソフトバンクの発表会で見たようなスムーズな会話を成り立たせるというよりは、Pepper側から選択肢を人間に用意をしてあげて、思った通りのフローを踏ませるといったものが基本だし、ロジックを作る以上はそうなってしまうのはしょうがないのかなと感じます。
CMなどのおかげで、Pepper君は話しかければ大体なんか返事してくれると思っている人が大多数なので、結構その辺で開発者とユーザの間でギャップが起きたりするのでその辺をどう埋めるかというのも課題になりそうです。 まあ、Pepperくんはかわいいので、できなくても大概許してもらえちゃうんですけどね笑
次は開発者イベントがあるといいなあ
今回は「こんな風に使ってます」「作ってみました」というものが多かったので、次開催あたりではもっと開発側に突っ込んだものなどの話があるとうれしいですね。
ロボットを喋らせて、人と会話をするというのは今までソフトウェア開発をしてきてやることはなかった身としては、どうしても普通のソフトウェアに考えが偏りがちで「どうやったら話したくなるか?」「スムーズに会話が進むか?」「違和感のない生きてる感を出せるか?」などいろんなところでつまづく場面があるので、その辺をみんなで共有しあえればもっといいPepper開発につながるんじゃないかなーと思います。
しかし、MeetUpはご飯もおいしく、会場も広く非常に楽しめました。 今後の展開が楽しみです。