こんにちは、HOME'Sアプリのディレクターしている、スケガワです。
みなさん、「YouTuber」ってご存じですか?
「YouTuber」とは、動画共有サイト「YouTube」にて継続的に独自制作の動画を投稿する人たちのことです。
米国の10代の若者に聞いた「影響力のある人物ランキング」では、トップ5を全てYouTuberが占めるほど人気があるようです。
米国10代に影響力のある人物トップ5はすべてYouTuber、ハリウッドセレブと人気を二分:MarkeZine(マーケジン)
米国の若者に人気なのはYouTuber。ハリウッドスターはクールじゃない
日本でもTVCM等で露出が増えており、「HIKAKIN」や「はじめしゃちょー」、「バイリンガール」など、有名YouTuberの名前を聞いたことある方も少なくないかと思います。
今回、そんな話題の「YouTuber」を絡めたプロモーション手法を紹介するセミナー「UUUM×SEPTENI-Youtuberプロモーションセミナー(2015/6/12開催)」に行ってきました!
セミナー参加者に配られた名札。YouTubeのCMのオマージュ。テンション上がります。
YouTuberが企業を救う?YouTuberのココが凄い!
世界的にWeb動画市場が拡大していく中で、Web動画広告に積極的に取り組む企業も増えてきました。
ところが、多くの企業が「Web動画のコンテンツ制作力と拡散力がない!」という課題を抱えています。両者を補おうとすると既存のTVCMと同様に沢山のお金がかかってしまいます。これは困りました。
そこでYouTuberの出番です。
YouTuberは日々の動画投稿で磨き上げたコンテンツ制作力と、チャンネル登録しているファン(拡散力)を持っています。特にトップYouTuberとなればそのコンテンツ制作力と拡散力は相当なものになります。YouTuber(個人)と企業がコラボすることで、企業の課題を比較的安価に解決できる訳ですね。
コンテンツ制作力
Webとの親和性の高さが強みとして挙げられます。平均3~5分という長時間の広告動画を飽きさせずに見せる技術(細かいカット割、乗りやすいメロディ、わかりやすい小ネタ等)が随所に散りばめられています。
拡散力
トップYouTuberのHIKAKINのメインチャンネルは226万人、はじめしゃちょーのメインチャンネルは174万人のファン登録があります。フジテレビの公式チャンネルが10万人、日本テレビが3万人ほどですから、既存メディアを圧倒的に凌駕する拡散力をYouTubeで持っているわけです。
※チャンネル登録者数はいずれも2015/06/24時点
YouTuberの抱える視聴ユーザーも既存のTV等と比べると特徴的で、下記のような特徴があるようです。
・ユーザー自らYouTuberの動画を見に来ているので、視聴態度が非常に能動的
・多種多様なYouTuberのうち、自分の好きなYouTuberの動画のみ見ている
(ユーザー属性が綺麗にセグメント分けされている)
いずれもYouTuberを広告媒体と考えると非常に大きな強みですね。
「YouTuber×企業」コラボのプロモーション事例
ここからは「YouTuber×企業」のコラボ動画の事例を紹介します。
HIKAKIN×OXY(ロート製薬)
男性向け洗顔料OXYの体験イベントをHIKAKINがリポートし圧倒的に拡散。マス広告ではリーチしづらかった小中学生への認知向上ができたそうです。
はじめしゃちょー×Rumor(DeNA)
はじめしゃちょー節でアプリの楽しみ方を紹介。視聴者のダウンロード意欲が向上し、動画経由のダウンロード数が5万を突破しているそうです。CPIもめちゃめちゃ安かったとか。(70~80円)
木下ゆうか×丸亀製麺
大食いYouTuberによる丸亀製麺の大食い動画。マス広告とは異なり、うどん以外のサイドメニューへの訴求効果が非常に高かったそうです。動画視聴ユーザーの30%が、動画視聴後に丸亀製麺に来店しており、10万人弱の送客効果だったそうです。
(ここの効果測定の方法がセミナーの場では深く聞けなかったので、今度詳しく聞いてみたい…)
ユーザーに刺さるコンテンツが、良質な広告になる!
みなさんもTVCMや企業のキャッチコピーで、「これ好きだな~」っていうものありませんか?広告であるということは関係なく、コンテンツとして「これ好きだな~」っていうもの。YouTuberの企業コラボ動画はそういうものに近いのかもしれません。
今回お話を聞いていた中で最も印象的だったことが、 YouTuberの企業コラボ動画は、広告であるにも関わらず、通常の投稿動画よりも評価が高いものが多いということです。企業とのコラボ動画が、そのYouTuberの動画ランキングで上位を占めることが多いらしいです。
通常の投稿動画よりも露出が増えるということも要因の1つだとは思いますが、それ以上にコラボ動画のクオリティが高いということが大きいと思います。企業コラボということで、YouTuberの方々も気合いをいれて作ってくれるということですね。
視聴ユーザーにとっては、好きなYouTuberのクオリティの高い動画が見られるため評価も高くなる。広告効果が出るのも納得できます。
私も個人的に「瀬戸弘司」というYouTuberが大好きで毎日動画をチェックしているのですが、企業コラボの動画は印象に残っているものが多いです。
今後、YouTuberはコピーライターのように、企業のプロモーション活動には無くてはならない存在になるかもしれませんね。
最後に瀬戸さんの企業コラボ動画の中で、特に印象に残っているものを紹介して終わります。
【商品紹介ラップ】養命酒ラップ! / 養命酒アタッシュケースキャンペーン
この耳に残るラップが大好きです。
他にも瀬戸さんの動画はクオリティの高いものが多いので、興味のある方は是非見てみてください。