LIFULL Creators Blog

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デザイナーが職場で「昼寝」するべき理由と、それを可能にする4つの心得 または、私は如何にして心配するのを止めて枕を職場に持ち込むようになったか

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こんにちは。ウェッブデザイナーのアズマです。
皆さん、会社で昼寝してますか?僕は毎日してます。

待ってください。会社のお問い合わせフォームに苦情を書き込む前にちょっと聞いてください。昼寝といっても10〜15分程度のものです。

でも、その昼寝に踏み切れず、眠気にひたすら耐えてつらい思いをしている人もいるのではないでしょうか。
そんな人のために、HOME'Sの「昼寝大使」として、今回は職場での昼寝のメリットと、それを可能にする方法をお伝えしたいと思います。 ====

会社で昼寝をするべき理由

1. 頭をリセットすることで創造性が回復する

デザイナーのみならず、およそ机について働く人の仕事は「考えること」です。ボタンの見た目を考えるにしても、サービスの構造を考えるにしても、思考や判断には精神的なエネルギーが必要不可欠です。
「タバコを吸う」「散歩に行く」「座禅を組む」「踊る」など、人によって様々な回復方法がありますが、中でも最も手軽で即効性の高いのが「昼寝」と言えるのではないでしょうか。

ちなみにクリエイティブなアイデアと高いクオリティでお馴染み、面白法人カヤックの柳澤代表は眠くなったら即座に床で寝ているそうです。この昼寝に対する貪欲な姿勢、スピード感がクリエイティビティの源泉なのかもしれません。

2. 眠気を我慢しても効率は下がる一方

襲い来る眠気を我慢して作業を続けようとして、手元が狂って同じところを何度もアンドゥして、作業は進んでないのに時間だけが過ぎていた、ということはありませんか? その分昼寝していればよかったのではないでしょうか。

デザインは緻密な作業です。エネルギーの大半を「頑張って起きておくこと」に費やすような状況で仕事ができるでしょうか。
睡魔に襲われて最悪のコンディションで1時間頑張るか、10分昼寝して全回復してから50分頑張るか。答えは自ずと明らかです。
極論すれば「起きてる時間が無駄」です。

3. 厚生労働省とNASAも認めている

厚生労働省による「健康づくりのための睡眠指針2014」でも、「午後の早い時刻に 30 分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的」とあります。
そりゃしょうがない。国が認めてるんじゃしょうがないですよ。国には逆らえない。

また、コーネル大学の社会心理学者であったジェームス・マースにより提唱された「パワーナップ」(15〜30分の短い昼寝)はアメリカの企業で広まっており、高度な思考や判断を要するエグゼクティブ層を中心に浸透しているそうです。
NASAでも昼寝の効果は研究されており、26分の眠りがパフォーマンスを34%向上させるとしています。
NASAならしょうがない。NASAが認めてるんじゃしょうがないですよ。

会社で昼寝をするための心得

1. 堂々と、かつさりげなく

昼寝に対して罪悪感を感じる必要はありません。自分が正しいと信じたことを実行するのみです。弊社のガイドラインにも「自ら動く、自ら変える」とあります。昼寝に対する社内の認識を自ら変えてやるぐらいの気持ちで寝ましょう。
とはいえ口に出して「それじゃ僕寝ますんで!」と言われると「なんだこいつ」となることは必定。ここではさりげなさが大事です。

トイレに行くときのようにさりげなく席を立ち、お気に入りの休憩スペースに向かいましょう。猫は死に際になるとフッと姿を消すといいますが、イメージとしてはアレです。

そして昼寝後は何事もなかったかのように席に戻り、仕事の続きに取りかかりましょう。僕クラスのヒルニスト(昼寝をする人)になれば息を吸うように昼寝できますが、最初のうちは踏ん切りがつかないと思いますので、心の中で「寝るのも仕事のうち」とつぶやくのが効果的です。

ちなみに弊社では最近、休憩スペースをオシャレにDIYしたので、オシャレな気持ちで昼寝をすることができます。
www.homes.co.jp

 

2. 「10分で起きる」と周囲に明示する

人によって回復できる時間が違うのかもしれませんが、慣れれば10分でもしっかり目が覚めます。30分以上の昼寝は逆効果という研究もあるので、くれぐれも昼寝は10〜20分程度に抑えておきましょう。

そうなればスマホのタイマーなどを仕掛けて確実に10分で起きるのはもちろんのこと、周囲に対するさりげないアピール&エクスキューズも重要です。そこで僕はこんな物を作りました。
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この紙を印刷して社員証の後ろなどに挟み、机にうつぶせて寝るときには背中に回します。これで通りがかりの人に「こいつ、いつから寝てるんだろう…」と思われずに済みます。
また、昼寝のことをPower Napと呼ぶことでなんとなく公認っぽさを出し、後ろめたさを払拭する効果があります。皆さんも印刷してお使いください。
(印刷用ファイルはこちら)

3. アイマスク・耳栓は常備

これは10分間の眠りの質に関わる重要なことです。貴重な眠りの質を蛍光灯の光や周囲の声で下げるわけにはいきません。100均のペラペラのものじゃなく、多少高くても良い物を使いましょう。昼寝に対する意識が高まります。

僕のおすすめはDream Essentialsの立体型アイマスクと、軍用でも使われるMOLDEXのCAMO PLUGSです。
耳栓に関しては人によって好みの差があるので、最初にお試しパックを買ってみて一番しっくりくる耳栓を見つけましょう。

より快適な昼寝環境を構築するため、僕はポータブルの枕を持ち込んで使っています。無印の「人がダメになるソファ」のミニバージョン、ネッククッションがおすすめです。
http://sleep.muji.net/ja/

4. 眠る前にコーヒーを一口飲む

「コーヒーなんて飲んだら眠れなくなっちゃうじゃないか!」とお思いかもしれませんが、カフェインが効果を発揮し始めるのは、摂取後30分経ってからとされています。
昼寝の前に飲むとちょうど起きた頃にカフェインが効いてきて、頭がスッキリする効果が高まります。


いかがでしたでしょうか?あんまりデザイナー関係なかったですね。反省してます。

そろそろ「昼寝したい!毎日したい!」という気持ちになってきたのではないでしょうか?
働くときは全力で働き、寝るときは全力で寝る。そんな真のプロフェッショナルを目指して、レッツ昼寝!

(本記事の内容に基づいて被ったいかなる被害についても、当方は責任を負いかねます)