こんにちは。
デバイスソリューションユニット開発グループの崔です。
弊社でLIFULL HOME’SのAndroidアプリの開発を担当しています。
ついにGoogle I/O 2018が開幕しました。
Google I/Oはなんと言ってもKeynoteが目玉でしょう。
今日はKeynote内容をお届けしますので、是非楽しんでください!
前回と引き続き、今年は同じ開発部署の衛藤と交代で書いて行きます。
前回の記事はこちらをご覧ください。
I/O会場へ
シャトルバス
会場まではシャトルバスが出ているので、我々は朝8時にホテルを出て、最寄りのMountain View駅に向かいました。
少し出遅れ感があったので、朝ご飯は会場で食べることにしました。
駅に着くと分かりやすく看板を持っている方がいるので、すぐバスに乗れます。
シャトルバスはよくアメリカ映画に出てくる小さめのスクールバスに似ていますが、少し高級車感もあります。
会場前
I/Oの会場の前に到着すると既に人の行列ができています。
この行列を抜けた後に荷物の検査を済ますといよいよ入場ができます。
会場の様子
中に入ると朝食の受け取り場は人の行列ができているので、我々は急いで朝ご飯を済ませました。 
ベーグルやコーヒーなどが無料で提供されていますが、遅れたせいかベーグルは残りわずかでした。(泣)
Keynote
開演場は世界各地から7千人以上が集まり、もの凄い熱気を感じます。
あちこちからうぉぉぉ〜の歓声が響き渡ります!
ステージではモバイルでの繋がりを通して世界中からDJや様々な人が端末を動かして楽しむゲーム等で盛り上がっています。
私も飛行機を飛ばしてレースをするゲームに参加しましたが、何故か決まったようにブルーチームしか勝利しなかったですね(笑) 
盛り上がっている最中にいつものようにカウントダウンが始まり、GoogleのSundar Pichai CEOが登場します!
今年のKeynoteはさらに進化したAIを中心とした内容でした。
それでは、今年のGoogle I/O 2018の重要な発表を以下にまとめました。
時間を節約する
Gmailの新機能「Smart Compose」
Gmailの新機能「Smart Compose」Google AIによってメールコンテンツを理解し、素早く効率的に作成できるよう、文章を提案してくれる機能です。
Google Photo
Google Photoを使ってAIにより白黒写真をワンクリックでカラー写真に加工してくれる機能が追加される予定です。
また書類写真をGoogle Photoに保存すれば自動でPDFに保存してくれます。
Google Assistant
Google Assistantはさらに視覚的に、自然に会話できるようになります。 音声の種類も六つ追加される予定で、毎回「Hey Google」で話しかけなくてもGoogle Assistantが使えるようになります。
Google Duplex
今日の一番の驚きです!まず以下の動画をみてください。
New Google AI Can Have Real Life Conversations With Strangers
美容室に予約をする会話ですが、まるで人間のように自然な会話ができています。
Google MapにAR機能追加
Google MapにARナビゲーション機能が追加されました。
カメラをかざすだけで画面上に情報が表示されるようになります。
AIによって進化したGoogle News
Introducing the new Google News
ネット上には数多い記事がある中で、AIによってユーザーの好みに合わせた記事を提案してくれるようになりました。
ユーザーの行動を予測するAndroid P
次回モバイルOS「Android P」と共に開発者向けの「Android P Beta」が本日公開されました。
一般向けは今年の秋ぐらいに正式に配信される予定です。
新しい機能について、以下のように少しまとめました。
Adaptive Battery
Image : google
AIが必要なアプリを分析して、アプリごとに電力を振り分ける機能です。
結果、CPUの使用率が約30%も減少されるとのことです。
Adaptive Brightness
機械学習を利用して、周囲の明るさに合わせて画面の輝度を調整する機能です。
App Actions
Image : google
ユーザーの行動を予測して次にユーザーが行いそうな操作を画面に表示する機能です。例えばユーザーがデバイスにイヤホンを刺すと、音楽アプリのSpotifyのプレイリストを提案するなど、ユーザーの行動を予測してサービスを提供します。
App Actionsはランチャー、スマートテキスト選択、Play Store、AssistantやGoogle検索アプリなどAndroid全体で活用されます。
Slices
Image : google
検索した内容に対して、各アプリの関連した情報をAssistant検索結果に表示してアクセス可能な機能です。
例えば、Google検索で「Lyft」を検索すると配車サービスLyftの料金と時間などをSlicesと呼ばれる機能から情報を表示してくれます。
もっと詳しい情報は下記の公式ブログをご覧ください。 www.blog.google
Smart Display Google Home
Smart Display Google Homeは7月から発売される予定です。
既存のGoogle Homeと比べるとビデオ通話やYoutubeなどが見れるようになり、より便利になりました。
その他
ML KitやMaterial Theming、ARCoreなど、魅力的なものが沢山紹介されました! けれど、全てを書くには時間が足りず、また後日改めてご紹介できればなと思います。
おまけ
暑い、寒い!!
最高気温23°、最低気温13°で東京とたいして気温は変わらないのに日陰は凄く寒い、そして日向は燃えるような暑い天気でした。
我々は日陰で震えながら寒い!寒い!と連呼。
そんな時、持参していたウルトラライトダウンが大活躍。あったかい~ 
After Hours
夜7時から会場でパーティーが開かれ、ちょうど日本で知り合った方々と合流ができました!
1日の疲れを癒してくれるビール、食べ物、DJの演奏、ダンスをする方も!
楽しく有益な1日でした。