LIFULL Creators Blog

「株式会社LIFULL(ライフル)」の社員によるブログです。

短サイクルで何度も振り返りを - iOSアプリチームの輪読会

iOSアプリ開発チームの池田です。

iOSアプリチームでは週1回1時間という時間をとって定期的に輪読会を開催しています。こちらの輪読会の内容と、学びの効率を高めるために工夫していることについてご紹介できればと思います。

輪読会のテーマと題材

今回のチーム内での輪読会のテーマは「通信関連の基礎固めと一貫した知識の習得」です。

iOSアプリ開発の施策を進めている中でネイティブアプリのフロント側での開発が多くなっており、インフラ関連の知識に触れる機会が実務でかなり少なくなっていました。 こういった機会が少ないことでメンバーの中でのインフラ関連の知識について、なんとなく理解しているけど固まっていない、知識が断片化しているといった状況が生まれていました。

この状況を改善するためにインフラ関連の知識、その中でも土台となる通信関連の知識をつけようということで上記のテーマが採用されています。

また、このテーマに合う題材として「ネットワークはなぜ繋がるのか 第2版」を選んでいます。「ネットワークはなぜ繋がるのか 第2版」では通信に関して、ハードウェアの部分から、ソフトウェアの部分まで幅広く扱っており、基礎固め、一貫した知識の習得に合う題材です。

なぜ輪読会か

基礎固め、一貫した知識の習得という目的を考えると本を利用した学習が最適だと考えチーム内で話し合った結果、輪読会形式での開催を決定しています。

何かを題材にして実際に手を動かす、本以外の題材での学習なども検討していますが、実際に手を動かすことは動くものができることでなんとなく理解してしまうことが懸念され、本以外での学習は情報の断片化が懸念されます。

そういった懸念がなく、本を利用した輪読会形式がテーマには合っており採用になっています。

学習効率を高める工夫

学習効率を高める工夫として、復習を短サイクルで多くできるようにしています。その他としてただインプットするだけでなくアウトプットに繋げる、制約を作ることによって練度を高めるといったことを取り入れています。

それらを実現するために3つのパートで輪読会を構成しています。これらの中身について説明していきます。

3つのパート

1回の輪読会を構成している3つのパートは以下になっています。

  1. 1枚プレゼンテーション
  2. 振り返り(気付きと疑問点)
  3. 簡単なクイズ

1枚プレゼンテーション

1枚プレゼンテーションでは個々人で輪読会開催日までに対象になっている章を読んできて、その内容を何かしらの形式でA4用紙1枚にまとめてきます。 まとめ方は個々人の自由になっており、図示や手書きでまとめるメンバーもいればテキストベースで要点をまとめるメンバーもいます。

こうしてまとめたサマリを各々輪読会開催日にプレゼンします。

1枚のサマリにまとめることでただ読むだけではなく、考えてアウトプットすることに繋がります。また、制約として1枚にコンパクトにまとめなければいけないことで、何度も考え要点を絞る必要が出てくるため、自分の中での復習と情報の整理に繋がり、練度が上がってきます。 更にそれをプレゼンする必要があるので、人に説明できる形にするという部分でも練度が上がっていきます。

チーム内には3人のメンバーがおり三者三様のプレゼンをするため、自分がまとめている情報からの差異も生まれるためプレゼンを聞くことも復習に繋がります。

振り返り(気付きと疑問点)

振り返りの中では、各々がサマリをまとめる中で感じた気付きや疑問点の抽出を行いこれも輪読会内で発表します。

この振り返りの中では、断片化していた知識が繋がったことに対する気付きや、理解しきれなかった疑問点などが発表されます。 理解しきれなかった疑問点については会の中で議論され、疑問解消と腹落ちに繋がります。

気付きや疑問点を持ったメンバー以外も、自分になかった視点で改めて学んだ情報を見ることになるので、より深い理解に繋がります。

簡単なクイズ

簡単なクイズパートでは、前回の輪読会で学んだ範囲について独断と偏見による復習クイズが出題されます。 ここでは単純な復習もあれば、本の中身の情報だけではないより発展的な部分まで触れたものについても出題されます。 例えばDNSの説明がされている章では、「AWSが提供しているDNSサービスはなんでしょう?」のようなクイズです。

本の中ではクラウドサービスの情報は触れられていないため、本の内容から広げて知識習得に繋がるようこういったクイズ出題をしています。

このパートでは1週間で抜けかけている情報を再度復習することによる知識の血肉化、知識をただ得るだけではなくそこから更に広げるという部分に繋がってきます。

まとめ

iOSアプリ開発チームで進めている輪読会で採用している学習効率を高める工夫、それを実践するパートについて紹介させて頂きました。

クイズパートをやる中で、パッと出てこないけどこんな話あったなという内容があったり、覚えている内容が本来の回答と微妙にずれていたり、1週間という期間でも復習が大切なことが痛感されました。

今後の輪読会やその他スキル向上に繋がる施策の中でも復習をうまく重ねられるような仕組みを取り入れながら、同じ時間の中でも学習効率を高められるように工夫して進めていければと思います。

輪読会や、スキル強化に繋がる取り組みをされる中で何かの参考になれば幸いです。