LIFULL Creators Blog

「株式会社LIFULL(ライフル)」の社員によるブログです。

LIFULLでのアジャイル開発について

LIFULLでのアジャイル開発について

LIFULLのプロダクトエンジニアリング部の野澤です。エンジニアリングマネージャーをやっています。LIFULLには2017年に中途入社しましたが、以前からアジャイル開発に興味があり、昨年スクラムマスターの資格を取得しました。LIFULLでもアジャイル開発がだいぶ普及してきていますが、本日はそんなLIFULLでのアジャイル開発について書きたいと思います。

LIFULL HOME'Sでのアジャイル開発

私自身、社内でのアジャイル開発の普及活動をしているのですが、その活動の一環として昨年の8月にLIFULL HOME'Sの開発に携わる部署に社内アンケートを実施してみました。

それによると、

  • LIFULL HOME'Sの開発に関わるエンジニア・デザイナー・サービス企画のスタッフのうち7割がアジャイル経験者
  • 半分のチームでアジャイル開発手法が採用されている
  • アジャイル開発を採用した理由として、「生産性が上がるから」と答えた人は約7割。「チームの結束力やモチベーションが向上するから」と答えた人は6割

ということが分かりました。LIFULL HOME'S事業においてはアジャイル開発手法はかなりスタンダードになっていることが分かります。

LIFULL HOME'S事業に関わる社員のアジャイルに関する経験・知識のレベル別の割合
アジャイル経験者である「1回以上アジャイル開発のPJに従事したことがある」、「1年以上アジャイル開発の経験がある」、「3年以上アジャイル開発の経験がある」を合計すると約7割になる

採用している開発手法の内訳(アジャイル: 52.8%, ウォーターフォール41.7%, 組み合わせ: 5.6%)
約半分のチームがアジャイルを採用しています

アジャイルを採用した理由の内訳

さらに細かく見ていくと以下のようなことも分かりました。

  • ウォーターフォールを採用しているチームも含めて全チームの8割で朝会や振り返り会が実施されている
  • アジャイル開発が主体のチームでもガントチャートも併用しているケースがある
  • ウォーターフォールを採用しているチームでもアジャイルのプラクティスを採用しているケースがある

導入しているプラクティスの内訳

このようなことからも、開発手法はあくまで手段であり、目的やプロジェクトの特性に応じて開発手法を柔軟に組み合わせて使っているのが特徴と言えそうです。

教え合う文化

LIFULLでは「利他主義」を社是としており、お互いを助け合うことで、自分だけでなく周囲の人たちみんながHappyになっていくことを大事にする考え方が深く浸透しています。

それを体現している一つの取り組みが「LIFULL大学」です。LIFULL大学は個人のスキルアップ・キャリアアップのために、誰でもある分野の専門家として講義を開くことができ、社員の誰もが自由に参加できるしくみです。LIFULL大学で開講される講義は「ゼミ」と呼ばれ、ゼミには一定の教育研修予算が割り当てられています(2021年2月現在)。

私も長年アジャイル開発に取り組み、スクラムマスターの資格も取ったということで、「アジャイルゼミ」を開講しました。約4日間に渡ってアジャイル開発についての講義やワークショップ、社内メンバーによるパネルディスカッションを行いました。参加者は延べ154名で、参加者の9割の方に満足していただけました。

以前にもこうした勉強会は各所で実施されていて、従業員が自由に勉強会を開催・参加できるようなカルチャーがLIFULLにはあります。

「アジャイルゼミ」で作成した資料
「バッチサイズが大きいと何がいけないのか」など、アジャイル開発の基本的な概念についてワークショップも交えながら考えてもらいました

サークル活動

また、LIFULLでは今年からサークル制度が導入されました。コロナ禍によってface to faceでのコミュニケーション機会が減っていくなか、今まで以上に社員どうしの交流を深めるのが目的で、やはり一定の予算が割り当てられています。スポーツや趣味のサークルもあれば、仕事に役立つようなことをテーマにしているサークルもあり、今では約70ものサークルが存在しています。

以前からLIFULLにはアジャイル開発に関わるコミュニティがありましたが、これを機にサークルになりました。私も参加させてもらっているのですが、月に一回、オンライン飲み会を開催して、LIFULLのいろんな部署のメンバーが集まってそれぞれのチームの悩みや成功事例を共有しています。またスクラムやアジャイルに関連するイベントがあったら参加者から情報を共有してもらったり、アジャイルに関する本が出るとその本について議論したりしています。

このようにLIFULLでは部署間の垣根が低く、業務以外で他部署の社員と交流する機会が頻繁にあることがLIFULLの魅力の一つかもしれません。

今後とまとめ

このようにLIFULL HOME'Sでは時代や目的に合わせて開発手法を柔軟に取り入れて開発を進めています。最近ではウェブ業界でも「プロダクトマネジメント」が注目されていますが、社内でもプロダクトマネジメントについて議論する機会が増えてきました(詳細は弊社の花多山の記事をご覧ください)。

また大規模スクラムに挑戦しようとしている部署があったり、社内の開発プロセスのノウハウを共有する自主的な活動があったり、開発生産性や技術的負債を可視化し、改善していくプロジェクトがあったりと、各所で貪欲に業務改善が行われています。

昨年、スクラムガイドがアップデートされ、アジャイル開発宣言も20周年を迎えました。

アジャイル開発はまだまだ発展していくと思います。LIFULLでもより良いプロダクト開発をして、より多くの人々が心からの安心と喜びを得られるようにするためにも、自分たちなりに開発プロセスを改善させていければと思います。

アジャイル開発に挑戦したいと感じた方、ぜひLIFULLで一緒に働いてみませんか?

hrmos.co

hrmos.co