LIFULL Creators Blog

「株式会社LIFULL(ライフル)」の社員によるブログです。

社内テックカンファレンスLIFULL Tech Hubを開催しました

はじめに

こんにちは!AI戦略室の曽迪(ソテキ)です。LIFULL社内の技術や知見を集結させて議論するイベント: LIFULL Tech Hubの運営リーダーを担当しています。今回はLIFULL Tech Hubについて紹介します。

LIFULL Tech Hubとは

LIFULL Tech Hubとは、過去に「AI戦略室成果展示会」という名称で開催されたイベントをさらに発展させた全社カンファレンスです。

そもそも私が所属するAI戦略室は、事業部とは独立した組織であるため事業部との距離感が生じやすく、研究開発組織として活動や成果を発信し会社全体に存在意義を認知してもらう必要がありました。「AI戦略室成果展示会」はその流れで開催されたものとして、以来定期的に全社イベントとして開催してまいりました(過去のAI戦略室成果展示会の紹介)。

これらのイベントを開催する過程において、社内には私たちと同じ課題を持っている部署やメンバーがいることに気づきました。つまり、近視眼的なプロジェクトにおいては日の目を浴びないような、埋もれがちな技術や知見を持っている社員が想像以上に多いということです。

そこで「AI戦略室成果展示会」という名称を、LIFULLのコアな技術や知見が集まる場という意味を込めて「LIFULL Tech Hub」という名称に変更し、職種を問わずに誰もが社内の技術を発信・傾聴できる社内カンファレンスとして開催することになりました。

今期の開催状況

今期のLIFULL Tech Hubは6月7日にオンラインで開催されて、来場者が合計140名の大盛況となりました。今期は15件の発表があり、エンジニアだけではなく企画職も登壇され、幅広いテーマで発表が行われました。発表はZoomのブレイクアウトルーム機能を利用したポスターセッションで行われました。

発表テーマ

発表は合計15件ありましたが、今回はその中の3つをピックアップして紹介したいと思います。

3D間取りの現状と今後の活用

こちらはAI戦略室が担当しているプロジェクトです。 LIFULLでは物件の間取り図から3Dイメージを作成する技術に取り組んでおり、2021年3月より、「LIFULL HOME'S 3D間取り」としてサービスを公開しました。このサービスでは、3Dの物件イメージを構築することで、まるで実際に物件の内見ができるかのような体験ができるサービスとなっています。3D間取りの現状と今後の活用について紹介しました。

開催中の様子

過去に投稿した3D間取に関する記事:間取り図をディープラーニングで解析して3Dモデルをつくる - LIFULL Creators Blog

KEELチームと話そう

KEELチームは全社アプリケーション実行基盤 KEELを開発したチームです。 エンジニアと何でもカジュアルに相談や疑問、リクエストなどはここで話せます。エンジニア向けのKEEL導入の相談、インフラ周りで困ったことなどの相談する場です。

KEELの資料

過去で公開したKEELに関する記事:

RSpecの技術的負債をチームで解消した話

RSpecの技術的負債をチームで解消した話の内容を中心に、運用しやすいテストコードのあり方やテストコードの悩みについて議論しました。そのほか、売却査定のチームで行ったCodeBuildによるCI導入やフロントエンド領域のVite導入についてや、開発スピードを上げるためのチーム作り方の秘訣など、盛り上がりそうなテーマで話しました。

開催中の様子

過去で公開した関連記事:

特別講演

LIFULL Tech Hubは通常の発表後、特別講演も設置しています。特別講演は他社から研究者を招待しています。特別講演は技術の話以外に、働き方の話も紹介しています。

  • AI戦略室データサイエンスパートナーの鹿内 学氏に「データではじめようイノベーションを目指す組織開発」というテーマで話していただきました。

  • HRの分野に精通した同氏が、イノベーションを起こす組織に共通する「信頼」を構築するために、日々のデータをどのように見るべきかを事例を交えつつ紹介していただきました

  • 人事組織の社員のみならず、ものづくりに携わる私たちにもたいへん参考になりました。

開催中の様子

運営上の工夫

誰でも気軽に参加できる環境作り

全社イベントにおいては心理的な負担・作業的な負担を最小限にするために、発表形式としてポスターセッションを選択しました。発表テーマ不問、ポスター(スライド)1枚あれば誰でも発表できます。自分の都合に合わせていつでも入退場可能な形式を整えました。運営側としては最小限のコストで最大限の効果を目指して運営できました。

案内と集客

発表者として参加する場合、エントリの方法からイベント当日の発表までの流れなどの情報を簡潔に準備しました。発表者は資料一枚を見れば、イベントの参加方法が分かります。

聴講者に関しても、全社広報で頻繁に開催の案内を出しました。多くの部署に参加していただき交流を活性化させたいので、上位層の承認を得てカレンダーに予定を追加し、全社的な交流を図りました。

部署間で交流することで知見を共有できるような環境作り

技術と成果物などの紹介だけではなく、アイデアベースの議論などさまざまなテーマの情報発信が可能です。コミュニケーションが活性化するのため、発表形式をポスターセッションにしています。聴講者と発表者間のコミュニケーションがしやすくになります。普段は拾えない他部署からの声を拾うことによって、部署間の横断的な交流による知見の共有ができる場を作りました。

開催後の反響・影響

LIFULL Tech Hubは社内からさまざまな反響がありました。開催後のアンケートの結果、4.3点の高い満足度(5点満点)になりました。参加者からの声としては、

  • 「プロジェクトの技術共有を期待していました。実際、期待通りの共有を受けることができて満足です。」
  • 「技術で解決できそうなアイデア出しをするような場所にもなっていたので、とても楽しかったですー!」

というポジティブフィードバックがありました。 一方で、課題としては、

  • 「社内の多くの部署に参加してもらうためには、さまざまなSlackチャンネルで広報して欲しかった。」
  • 「LIFULL Tech Hubに参加できなかったという方から、当日の各発表内容、動画で見れないかご要望をいただきました。」

といったような集客や運営方法に関するフィードバックをもらいました。次回以降を開催する際には、より多くのメンバーが気軽に参加できるような運営体制を整えていきたいです。

終わりに

このような誰でも技術やアイデアを発信できる場は、全社的に必要かと思い、これからも継続的に開催していく予定です。LIFULL Tech Hubが社内にさらに良い影響を大きくするために、今後は開催後に部署間の連携が促進されるようなカンファレンスにしていきたいと思います。

hrmos.co

hrmos.co