LIFULL Creators Blog

LIFULL Creators Blogとは、株式会社LIFULLの社員が記事を共有するブログです。自分の役立つ経験や知識を広めることで世界をもっとFULLにしていきます。

ポジティブミーティングで組織課題の解決策を出す

エンジニアの内藤です。LIFULL HOME'Sの売買領域を支えるエンジニアチームのマネジメントを担当しています。

弊社では「ネガポジミーティング」と称し、課題を出し合う「ネガティブミーティング」と課題の解決策を決める「ポジティブミーティング」をセットで実施しています。 前回「ネガティブミーティング」を実施し、今回はその対となる「ポジティブミーティング」を企画し実施したので、そちらを紹介したいと思います。

ネガポジミーティングとは

ネガティブミーティングとは

  • ネガティブミーティングは課題だけを挙げるミーティングで解決策などは議論しない
  • 課題を出すことだけに集中するため、普段だと言いづらい反対意見や代替意見も思い切って伝えることができる

ポジティブミーティングとは

  • ネガティブミーティングで出た課題の解決策を決めるミーティング
  • 出た意見の良し悪しは評価せず、まずは提案自体に感謝する
  • 実行する解決策を決めたら「誰が」「なにを」「いつまでに」を決める

ワークの流れ

今回のワークでは前回と同じチームに分かれ、以下の流れに沿ってポジティブミーティングを実施しました。

  1. ネガティブミーティングで出た課題から解決したい課題を選択する
  2. 解決案を出し尽くす
  3. 出た解決策をブラッシュアップして、具体的に「なにをするのか」決める
  4. 解決策やそこに至った過程を全体に共有

本来は「誰が」「いつまでに」も決めるべきなのですが、確保した時間では足りなそうでしたので解決策を決めるところまで実施することにしました。

ネガティブミーティングでは悲観的にならず笑顔で終えられるしくみとして、チーム内で最も共感された課題を川柳(または短歌)にまとめるような工夫をしました。 ポジティブミーティングではそのような配慮は不要だと考え、目的である課題解決に向けた実現性のある解決策が立案されることに注力することにしました。 具体的には自分たちで実行できる手段・実行するのに現実的なコストであり、すぐに動きだせる解決策が出せるように工夫をしました。

そこでロジックツリーを利用して課題の要素を分解しながら掘り下げ、その各要素に対する部分的な解決策を出すことで多くの解決案を出す方法で実施してみました。

やってみた結果

40分をワークの時間に充てましたが、ロジックツリーを利用して20ぐらいの要素に細分化するチームなどもあり解決策を出し尽くすには少し時間が足りなかったと思いました。 しかし、ブラッシュアップされた解決策はしっかりとエンジニア特有の視点で捉えられた実現性のある解決策となっていました。

例えば、「期間終了後のABテストが放置されがち」という課題に対して「AB実装時に本実装(AはrevertPR,Bの実装PR)を用意する」という解決策となりました。 「期間が空きすぎない方が実装が頭に残っているので本実装等の対応も早い」などエンジニアでないと気付き難い点も考慮した上での解決策の選択で、非常に有益なワークになったと感じました。

また、ロジックツリーによる要素の分解では、「本実装が計画に入っていない」「企画のモチベーション」など解決策が他者任せになりそうな要素もありましたが、期待通り自分たちで実行できる部分にフォーカスした解決策が選択されていました。

ロジックツリーの例

その他にも「俗人化しているプロダクトの開発効率が悪い」という課題に対して「知見共有会」「readmeを充実化」「できるところの自動化」などエンジニアらしい解決策が出ていました。

まとめ

ロジックツリーを利用して課題を細分化することで、狙い通り自分たちで実行できる手段・実行するのに現実的なコストのすぐに動きだせる解決策を出せたワークになったと思います。 今回は解決策を決めるところまででしたが、「誰が」「いつまでに」も決めて実行していくことで課題を解決しより良い組織や職場環境にしていきたいと思います。

最後に、LIFULL ではともに成長していける仲間を募集しています。よろしければこちらのページもご覧ください。

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