こんにちは。
Apple Watchの代わりにチープカシオを買ったWebデザイナーのアズマです。
今は職場でMacBook Proを使っていますが、去年はWindowsマシンで仕事をしていました。学生時代からMacを使っていた身としては、MacとWindowsの微妙な挙動や設定の違いに戸惑うこともありました。
1年かけてWindowsをできるだけ便利に使えるようソフト・環境設定をカスタムしていきましたが、
最初にMacからWindowsに乗り換える場合の記事を探そうと思って検索しても、WindowsからMacへの乗り換えについての記事ばかり出てきて困った覚えがあります。
そこで今回は、Mac派の僕がWindowsでもなるべく違和感なく、快適にお仕事ができるように導入したソフト・環境設定を紹介しようと思います。
(今回紹介するソフトは全てWindows7 64bitで使用していました)
Macは、Apple Inc.の商標です。
Windows は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
■アクティブでないウインドウのスクロール⇔WizMouse
WindowsとMacの挙動の違いで一番地味にイラッとするのがこれです。
Windowsでは、アクティブになっていないウインドウにカーソルを置いてスクロールすることができません。今アクティブになっているウインドウがスクロールされるばかりです。
WizMouseはそんなイライラを解消してくれます。起動すればアクティブでないウインドウもスクロールできる、単機能でシンプルなソフトです。
www.forest.impress.co.jp
■かな・英数キー⇔IMEの設定
普段親指でローマ字と英数を切り替えているMacに慣れると、入力を切り替えるたびにキーボードの左上隅の「半角/全角」キーまで小指を伸ばさないといけないのはかなりのストレスです。
即座にIMEの設定を変えて、JISキーボードなら「無変換」「変換」あたりのキーでローマ字と英数の入力を切り替えられるようにしてしまいましょう。
vdeep.net
■Emacsキーバインド⇔XKeymacs
Macでは文字入力の際、Controlキーとの組み合わせによるいわゆる「Emacsキーバインド」で上下左右移動や改行までできてしまうので、慣れてしまえば右手をエンターキーや矢印キーにほとんど動かすことなく文章を書いたりコーディングすることができます。
残念ながらWindowsではデフォルトでそういう機能はないので、キーリマップソフトを入れて対応することになります。
いくつか方法がありますが、僕が使っていたのはその目的に特化したリマップソフト、XKeymacsです。
CapsキーをEmacsキーバインド用のキーに割り当てることで、通常のCtrl+●みたいなショートカットを潰すことなくEmacsキーバインドを使うことができます。しかも設定が豊富で、Macでもできないような高度なこともできるようになります。
d.hatena.ne.jp
■Spotlight・Alfred⇔Launchy
Macの便利なところは、Control+スペースなどのショートカットでSpotlightやAlfredを開いて、
サクッとアプリを起動したり、フォルダを開いたり、検索したり、辞書を引いたり、ちょっとした計算をしたり、大抵のことができちゃうことですね。
WindowsではWinキーで開くスタートメニューの検索窓がそれにあたりますが、機能がちょっと足りない上に見た目も地味でテンションが上がらない。
Launchyは元々ランチャーソフトですが、かなり細かいカスタマイズが可能です。拡張機能プラグインや見た目を変えるスキンなども豊富にあるので、試してみてください。
www.lifehacker.jp
■プレビュー・Quicklook ⇔ Massigra
デザイン作業においては、「これ何の画像だっけ」とファイルの中身を確認したくなることが頻繁にありますよね。Macでは軽い挙動のQuicklookや「プレビュー」アプリで様々な形式の画像を流れるようにチラ見できます。
一方で、Windowsデフォルトの「Windows フォト ビューアー」ではPSDなどの画像形式を開くことができず、
ちょっと確認するためにわざわざPhotoshopを起動することになります。
また、等倍表示されているのかどうかも確認できないズーム機能など、控えめに言っても使い勝手が良いとはいえません。
Massigraなら、起動や終了も非常に速く、(Escキーで閉じられるところがお気に入り)
キーボードショートカットも細かく設定でき、
さらにプラグインを導入することによって、PSDなどでもバッチリ、Photoshopよりも早くサクサクッ!と開くことができるようになります。
この手のソフトで昔から有名なのはIrfanViewですが、IrfanViewと比べてMassigraの良いところは、商用利用可能なところと、アイコンがかわいいところです。
(IrfanViewのアイコンのモチーフは「轢かれた猫」です。)
hanamaru.hatenablog.com
■HyperSwitch⇔VistaSwitcher
Macのタスク切り替え(Command+Tab)は、基本的な機能として困ることはないんですが、ウインドウごとに選べないとか、かゆいところに届かないところがありますね。それを解消するためにMacではHyperSwitchを入れていますが、これのWindows版といえるのがVistaSwitcherです。
VistaSwitcherは大きなサムネイルでウインドウを選択できるほか、サブディスプレイに接続した際の挙動などを細かく設定することができる、まさにかゆいところに手が届くソフトです。
gigazine.net
■Mission Control⇔Dexpot
Macのデフォルト機能、Mission Controlでは開いているウインドウを並べて俯瞰したり、複数デスクトップを切り替えることができますが、Windowsではデフォルトではそもそもマルチデスクトップに対応していません。
Dexpotを使えば、Macのような複数デスクトップ環境を作ってショートカットで切り替えたり、開いているウインドウが一望できたりします。
(※個人用に限り無料ですが、商用利用の場合24.9ユーロ(約3,300円)です。)
kkblogs.com
■Finderのタブ機能⇔Clover
MacではMavericks(10.9)から公式でFinderにタブ機能が搭載されましたが、WindowsのExplorerではまだタブ機能がありません。そこで使えるのがCloverです。
CloverはExplorerにChromeのタブ機能がついたシンプルなファイラーで、Chromeのタブまわりで使えるショートカット(Ctrl+Shit+Tで閉じたタブを復活…など)が使えます。
2ペイン型のTablacusや複雑なレイアウトの行えるQ-Dirなど、ファイラーの世界は奥が深いですが、シンプルで最低限タブが使えればいいや、という方はCloverがおすすめです。
hep.eiz.jp
いかがでしたか?別にWeb制作者じゃなくても使うものが大半でしたね。デザイナーズブログに書く意味あったんでしょうか。反省してます。
迷えるMac派Windowsユーザーのためにも、「俺は他にもこんなのを使ってるぜ!」という方はコメントなどで教えてください!