LIFULL Creators Blog

LIFULL Creators Blogとは、株式会社LIFULLの社員が記事を共有するブログです。自分の役立つ経験や知識を広めることで世界をもっとFULLにしていきます。

WWDC 2017 - DAY THREE -

こんにちは。iOS開発Gの塙です。 本日でWWDCは3日目です。早いですね。イベントも中盤まで差し掛かり、デベロッパーの血と汗の結晶である技術情報がウェブ上にチラホラ出て来ていますね。感謝の気持ちを忘れずに根こそぎ吸い上げていきましょう。前日の記事はこちらです。

「What’s New in WatchOS4」と「What’s New in Foundation」のセッションがあったのでwatchOS4とSwift4について書きたいと思います。が、その前に今回も会場の様子をお伝えしたいと思います。

WWDCは期間中食事を無料で提供してくれます。今日のお昼ごはんはサラダです。野菜はいいぞ。味については触れませんが、日本って本当に食に恵まれているんだなあと思いました。味については触れませんよ。

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もちろんドリンクも無料です。お財布が寂しい私は毎日歓喜してます。コーヒーは(おそらく)スターバックスでとっても美味しいです。一体何リットルのコーヒーがこの会場に運ばれているのでしょうか。なんとなく恐怖です。

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物販もやっています。WWDC限定の商品があるので毎年1,2日目には品薄状態になってしまいます。iOSエンジニアはここのTシャツをドヤ顔で着るのがスマートだと思います。

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毎年近場で行われているAltConfというApple製品のデベロッパーカンファレンスがあります。私は去年このイベントをメインで参加していました。なぜなら無料だからです。受付の方、お茶目ですね。

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AltConfはスポンサーの企業が会場内にブースを作り、グッズや製品を置いて客寄せしています。このTシャツはもちろん無料です。寝巻きに最適です。

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本日はUser Interface Design Labという予約制のラボ(相談に乗ってくれるブース)に行って来ました。近年では毎朝7時に当日の予約が開始されるのですが、1~2分で満席になるというとても貴重なラボなのです。WWDCに行く場合はぜひチャレンジしたほうがいいと思います。

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なんとなくWWDCに行った時のイメージが湧きましたか?湧きましたね。ということでwatchOS4とSwift4(一部)を紹介したいと思います。

watchOS4

Core ML

iOSと同様に機械学習モデルを扱えるようになるフレームワークが追加されました。 watchOSは近年スポーツや健康管理の機能強化をしているので、そのデータと機械学習を組み合わせて面白いことができそうですね。

SiriKit

こちらもiOSと同様にSiriKitのIntent Domain(できること)に「List nad Notes」が追加されました。サードパーティ製アプリのメモやタスクをSiriから登録できます。

また下記のIntent Domainに追加された機能もiOSと同じですね。

  • Ride Booking : キャンセルとフィードバック機能
  • Payments : 送金とアカウント検索機能

HomeKit

こちらもまたまたiOSと同様に下記のトリガーが追加されました。

  • HMSignificantTimeEvent : 日の出/日没時間
  • HMCalendarEvent : 特定の日時
  • HMDurationEvent : タイムインターバル(繰り返し時間)
  • HMCharacteristicThresholdRangeEvent : 接続されたデバイスの出力する値の範囲(温度や明度など)
  • HMPresenceEvent : ユーザーの有無

Apple Pay

こちらもまたまたまたiOSと同様に支払い情報と認証エラーをハンドリングできるようになりました。

ここまで読んでいてがっかりされている方が多いと思います。私もアプリのストリーミングでセッションを聞いていて、途中でそっとスリープボタンを押そうとしてしまいました。ただ、次のアップデートは夢があると思います。

Core Bluetooth

ついにwatchOSにCore Bluetoothが追加されました。Apple Watchから様々な機器を操作できるようになりますね。ただし下記の制限があります。

  • セントラル(見つけに行くデバイス)のみ可能
  • ペリフェラル(見つけて貰うデバイス)は2台まで
  • 接続インターバルの時間は フォアグラウンド : 30ms / バックグラウンド : 120ms
  • バックグラウンドでは接続のみ可能(スキャンはできない)
  • ペリフェラル側はアプリが停止したら接続解除される

Swift4

様々なアップデートがある中で、私のまわりで最もザワついた項目であるCodableのみ取り上げたいと思います。

Codable

Swiftのstructやenumを簡単にシリアライズ/デシリアライズできるようになりました。

struct Person: Codable {

  enum Child: String, Codable {
    case son, daughter
  }

  let name: String
  let age: Int
  let children: [Child]
}

let person = Person(name: "Foo", age: 10, children: [.son, .daughter])
let data = try? JSONEncoder().encode(person)

デコードもできます。JSONデータを外部ライブラリを使用してパースしなくて済みますね。

let person = try? JSONDecoder().decode(Person.self, from: data)

少し詳しくQiitaに投稿したのでご確認いただければと思います。 qiita.com

では残り2日間楽しみながらたくさん学んでいきたいと思います。アディオス。 f:id:LIFULL-hanawat:20170608151900j:plain 宿泊先のホテルです。ちょっとカッコつけてみました。

WWDC 2017 - DAY TWO -

こんにちは。iOS開発Gの池田です。
本日はWWDCの2日目です!
今日(6/6)から金曜日(6/9)まで新OS、新機能の技術的なセッションやラボが目白押しです。

今回は会場の様子を少しとセッションについて、最後おまけです。
(前回の記事はこちら)

会場の様子

会場内の休憩&個人作業スペースです。
みんな思い思いにソファーや机に座って作業をしています。
この写真は人が少ない時間帯に撮りましたが、セッションの合間や昼の時間にはごった返します。
ちょっと見えづらいですが2枚目の写真の中央下部あたりではセッションのリアルタイムストリーミングも行われています。 f:id:LIFULL-ikedakz:20170607175511j:plain f:id:LIFULL-ikedakz:20170607175422j:plain

セッションについて

私が参加したセッションは、以下3つです。
それぞれポイントになる内容を振り返ります。

  • Your Apps and Evolving Network Security Standards
  • Introducing Core ML
  • Introducing ARKit

Your Apps and Evolving Network Security Standards

ATSで「信頼されない」、「信用される」を分ける基準が話されていました。
具体的には以下のように信頼する・信頼しないの基準が分かれます。
[×] 信頼されない
[○] 信頼される

Encryption

[×] RC4 3DES-CBC、AES-CBC
[○] AES-GCM、ChaCha20-Poly1305

Cryptographic Hashes

[×] MD5、SHA-1
[○] SHA-2 Family

Public Key

[×] < 2048-bit RSA
[○] ≧ 2048-bit RSA、Elliptic Curves

Protocols

[×] httpプロトコル、SSLv3、TLS 1.0、TLS 1.1
[○] httpsプロトコル、TLS 1.2+

Revocation

[×] No checking
[○] OCSP Stapling

Introducing Core ML

Core MLでは様々な機械学習ライブラリで作成したモデルをアプリ内に統合して、ある入力に対する出力を予測する機能を提供できます。

対象OS

macOS High Sierra以上、iOS11以上、watchOS4以上、tvOS11以上

Core MLの良いところ

機械学習の処理、データのやりとりがデバイス内で完結するため、以下のメリットがあります。

  • ユーザーのプライバシーを侵害しない
  • データのコストが必要ない
  • サーバーのコストが必要ない
  • 通信環境等によらず、いつでも使える

モデルについて

モデルは入力を受けて予測の結果を出力するFunctionのようなものだ、という話でした。
入力には、画像やテキスト等が用いられ、出力として予測結果を得ます。
デモの中では花(バラ等)の画像をモデルに入力し、文字列として予測結果出力していました。

Core ML Tools

pythonで作られているモデル変換ツールでオープンソースです。
有名な機械学習ライブラリのモデルをCore ML用のモデルに変換することができます。

Core ML導入の手順

デモの中でCore MLの導入手順を一通りやっていました。
導入手順は以下5手順です。

  1. オープンソースの機械学習ライブラリでモデルを作成する
  2. Core ML ToolsでCore ML用のモデルにコンバートする
  3. できたモデルをプロジェクトにドラッグアンドドロップする
  4. Core ML用モデルのターゲットを設定する
     (自動でSwiftファイルが生成される。)
  5. 生成されたモデルの結果出力メソッドを利用して実装する

Introducing ARKit

ARKitでは、iOSデバイスのカメラに写っている現実の映像とSceneKit、SpriteKit等で作成した仮想現実の物体を同時に表示し、あたかも現実に仮想現実の物体があるように見せることができます。
こちらのARKitは今回の発表の中でもなかなか興味深い新機能だと思います。
日本にいる弊社の新卒エンジニアがサンプルを使って早速試してました!

対象OS

iOS11以上(A9プロセッサ以上)

トラッキング

iOSデバイスの移動、回転に伴って仮想現実の物体も移動、回転、縮小をします。
現実に物体があるのと同じような動作をするのでカメラを通した映像には実際物体があるかのように見えます。

平面の認識

カメラの映像を通して現実にある床等の平面を認識します。
仮想現実の物体は認識した平面の上に乗っているように見えるよう位置調整されます。

光の予測

現実の映像が暗いと仮想現実の物体が暗くなる、仮想現実の物体が光っていると現実の映像が明るくなる等、現実と仮想現実が相互に光の干渉を行います。

デモ

デモは2つ行われていました。

1つ目は仮想のカップ、花瓶のような物体を現実の映像内に配置するデモです。
現実のテーブルの平面が仮想の物体に影響を及ぼし、テーブル上にカップや花瓶が乗る様子が見れました。

2つ目は仮想のカメレオンがテーブル上に乗っているデモです。
このデモでは、カメレオンの周りを回るようにカメラを操作すると、カメレオンの顔かリアルタイムでカメラの方を見る様子が見れました。
カメレオンがその場にいてまるでこっちを見ているかのように見えるデモです。
現実と仮想現実が繋がっているように感じられる感覚が強いデモで、それをたった1台のiPhoneでやっていると考えると、未来感があるデモでした。

おまけ

会場の前の広場でWWDC参加者限定のパーティがやっていたので、ちょろっと参加してきました。
バンドの演奏もやっており、バンド前ではダンスをしている方も♪
多国籍な会で私はロシアの男性エンジニアの方と、元々日本にしばらく住んでいた女性エンジニアの方などちょこちょこ交流してきました。
1時間弱の短い時間でしたが大変楽しい夜でした!
本日は以上です!それでは! f:id:LIFULL-ikedakz:20170607180450j:plain

WWDC 2017 - DAY ONE -

こんにちは。iOS開発Gの塙 is in California です。

本日から開催されたWWDC 2017ですが、みなさんKeynoteはご覧になったでしょうか?まだですよね?はい、では開演までの流れと共にKeynoteの内容をお送りしたいと思います。

7:30AM

同じホテルの参加者は5:00AMから会場に並んでいる中、我々はゆっくり起床して優雅にVTA(Santa Clara Valley Transportation Authority: 路面電車)に揺られながら会場に向かいました。

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8:30AM

会場に着くとそこには長蛇の列が…と思いましたがそこまで待つこともなくスムーズに入場口まで行けました。

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9:00AM

会場内に入れました。中にも長蛇の列が続いており、なかなか前に進まなくなってきました。きっとみんな無料提供の朝食にガッついていたのだと思います。ちなみに私は出遅れてしまい朝食が品切れになってしまったのでりんごをひとつだけ頂きました。ひもじい。

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9:30AM

ついに公演の行われるホール内に到着しました。すごい、すごい熱気です。開発者も報道陣も皆鼻息が荒いです。私も先ほど頂いたりんごを食べながら鼻息荒くしてました。

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10:00AM

ついにKeynoteが始まりました。大きな発表としては以下のようになりましたね。

macOS High Sierra

  • Apple File System(APFS)を採用したことによりファイルの読み書きがかなり早くなりました。
  • Metal VRに対応したことでVRコンテンツを開発/プレイすることができます。

iOS11

  • コントロールセンターが1画面になり、操作性が向上しました。
  • MusicアプリにSNS要素が加わり、友人などのプレイリスト/再生履歴の閲覧が可能になりました。
  • ARKitでARコンテンツの開発が可能になりました。
  • Core MLで機械学習モデルを利用した開発が可能になりました。
  • MusicKitでAppleMusicのおすすめ情報やランキングなどを取得できるようになりました。
  • ApplePayで個人間の支払い機能が追加されました。
  • Siriの翻訳機能が追加されました。(日本は未対応)
  • AppStoreのデザインが刷新、新たにToday/Games/Appタブが追加されました。

watchOS4

  • Siriがメインの時計盤インタフェースが追加されました。
  • 映画トイストーリーに出てくるキャラクターの時計盤インタフェースが追加されました。
  • Workoutがトレーニングマシンと連携、よりパーソナライズされたデータを扱えるようになりました。

tvOS11

  • 沈黙状態だった、Amazon Prime Videoがついに見られるようになりました。

iMac Pro

  • GraphicにはRadeon Vega graphics、プロセッサは最大18コア、メモリは最大128GB、27inchで5Kとなりとてもハイスペックです。

HomePod

  • Siriを搭載した高性能スピーカー、音楽だけでなく天気やカレンダーの情報などAIとして機能します。
  • HomeKitと連帯しているためiPhoneでの操作も簡単に行えます。
  • 特に音の良さを公演中は推していて、かなりの時間力説していました。

魅力的なデバイスやAPIが盛りだくさんですね。特にARKitはゲームだけでなくライフスタイルアプリにも親和性が高いので開発者の心を擽ります。ただ、HomePodが蚕のマユにしか見えないです…

また、デベロッパーサイトの「What’s New iOS11」を読んでLIFULL HOME'Sだけでなく、様々なアプリに活用できるのではないかなと思った、気になる機能追加をまとめたのでこちらに載せたいと思います。

What’s New iOS11 気になる機能追加まとめ


バーコードの生成と読み取りをサポート

  • バーコードの検出や作成をサポートするAPIを追加

iOSでドラッグ&ドロップをサポート

  • PCのカーソルで行うようなアイテムのドラッグ&ドロップ移動が可能になった
  • 異なるアプリ間のドラッグ&ドロップも可能(iPadのみ)

ドキュメントブラウザ

  • クラウドまたはローカルに保存されたドキュメントファイルを表示できる

画像認識

  • 顔、バーコード、テキスト、画像の水平線や長方形の領域を検出できる
  • 機械学習用のフレームワークを使用して任意の学習モデルを使用できる
  • ビデオ内のオブジェクトを認識して追尾できる

SiriKit

  • QRコードを使用して支払いや連絡先の交換が可能になった
  • メモの追加、予定やリマインダーの追加が可能になった
  • 乗車キャンセルとフィードバック機能が追加された
  • アカウント検索と送金機能が追加された

ライブメッセージ

  • 動的なメッセージ表示できる機能が追加された

High Efficiency Video Coding(HEVC)対応

  • とっても綺麗な動画エンコーディング

High Efficiency Image Format(HEIF)

  • とっても綺麗な画像エンコーディング

Live Photoの編集

  • Live Photoにループやバウンスなどのエフェクトが追加された
  • Live Photoなどの特定の種類のメディアライブラリを提示できるようになった

Core Bluetooth frameworkの改良

  • L2CAPチャンネルをサポート
  • Bluetoothのリセットと再起動時にセッションの復元ができるようになった

Core NFC

  • NFCタグを検出/読み込みが行える

少し技術的なことも追記したものをQiitaにアップロードしたので合わせてこちらもよろしくお願いいたします。では二日目も元気に頑張りたいと思います。アディオス。

qiita.com

「Developer's Living - tvOSアプリ開発 -」を開催しました!

こんにちは。iOS版LIFULL HOME'Sアプリ開発を担当している高橋です。

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今年の3月にtvOS版LIFULL HOME'Sアプリをリリースすることができました。 そこで得たノウハウを他の開発者の方々に共有したく、「Developer’s Living - tvOSアプリ開発 -」を開催しました! 今回はその内容についてレポートしたいと思います。

続きを読む

WWDC 2017 - WWDCチェックイン編 -

こんにちは。LIFULLの池田です。

とうとう明日からAppleのWWDCがSan Joseで開催されます!
今回は、日本出国から現地でのWWDCチェックインまでです。
(前回の準備編はこちら。 )

成田空港〜サンフランシスコ国際空港(SFO)

WWDC会場のSan Jose McEnery Convention Centerの最寄りの空港はノーマンY.ミネータサンノゼ空港ですが、今回は予約の際に安く航空券が手に入ったサンフランシスコ国際空港(SFO)を選びました。

成田空港で航空会社のチェックイン、出国審査を行いいざ飛行機へ。
今回はユナイテッド航空でサンフランシスコに向かいました。

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9時間半のフライトの末、サンフランシスコ国際空港に到着。
サンフランシスコ国際空港ではイミグレーションに長蛇の列。。
普通にいくと1, 2時間はかかりそうな列。

その列に並びながら横を見ると「Returning ESTA」の看板が!
ESTAをとって2度目以降のアメリカ入国だとイミグレーションの手続きが違うらしく、私たちは運良く2度目以降の入国だったため、そちらの方へ。
少しの列はありましたが、15〜20分くらいで手続きを終え先に進むことができました。

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そんなこんなで入国完了!
時差ボケと戦いながらアメリカでの活動スタートです!

WWDCのチェックイン

WWDCのチェックインは開催前日のAM9:00から。
会場はSan Jose McEnery Convention Centerです。
会場の近くにはVTAのLight Railの駅(San Jose Convention Center Transfer Station)があり、$2で距離に関わらず1回の片道乗車ができます。
今回はこのLight Railを利用して会場に向かいました。
下の写真は路線図。

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駅から降りるとすぐそこにはもう会場が!

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建物全体にWWDCの装飾が施されています!
だんだん実感が湧いてきました!

混んでいるというほど人はいないですが、それなりの人がいて賑わっています。
会場前の広場では参加者に対して食事と飲み物が無料で提供されています。

右奥のチェックインカウンターでWWDCのチェックインをします。
チェックインではWalletアプリに登録済みのWWDCパス内のバーコードを読み取ってもらいます。
この読み取りが完了するとパス、リストバンド、記念品のジャケット、ピンがもらえます。

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これでチェックイン完了です! とうとう明日はWWDC初日!
Keynoteで何が発表されるのか楽しみです!

WWDC 2017 - 準備編 -

こんにちは。iOS開発グループの塙です。

来週の6/5-9にCA, San JoseでWWDC 2017が開催されます。 WWDCとはAppleが毎年開催している開発者向けイベントで、 Appleの新しいデバイスやOSなどの発表が行われます。

developer.apple.com

今回はWWDCに参加するまでにはどんなことをすればいいかを書きたいと思います。

抽選に応募する

応募資格としてはApple Developer Programが必要です。 個人だと年間1万円くらいかかりますが、月額にすればたいしたことないので macOS,iOS,watchOS,tvOSの開発を考えている方は登録しましょう。

上記を満たしていれば1-2月辺りに突如Appleからメールが来ます。

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このメールと共に募集が開始するのですぐに登録しましょう。 ただし当選した場合、自動でクレジット決済されてしまうのでお財布と相談してください。 入場チケットの料金は20万円弱くらいです。高い…

抽選に当選したら

このようなメールが届くので、近所迷惑にならない程度に喜びましょう。 外れてしまった場合は、近所迷惑にならない程度に泣きましょう。

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航空券とホテルを確保する

まずやらなくてはいけないのが航空券とホテルの確保です。 この当選発表と共にWWDC会場近辺に到着する航空券、会場近辺のホテルの予約が殺到します。 (真のApple信者の方々は抽選結果がわからない内から予約をしています)

今回はAppleから当選者に向けた良さげなホテルの提供があったのですが、如何せん高い。 お金持ちでない限りはExpediaなどでそれなりの航空券とホテルを探しましょう。

日本人コミュニティに入る

次に必要なのは日本人の知り合いです。特に1人で初めて参加される方は必須です。 やはり土地勘のない場所で単独行動するのは心細いものです。 そんな時は国内で参加者同士のミートアップが行われるのでたくさん参加して仲良くなっておきましょう。

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私は今年Timersさんのミートアップで去年自腹で行った時の内容を発表させていただきました。 詳しい方から有益な情報を聞き出せたりするのでおすすめです。

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画像提供: Timers inc. さんありがとうございます。

お外に出たくない。もっと知り合い作りたい。という方向けにFacebookやSlackのコミュニティがあります。 毎年抽選結果がわかるころには作成されているので"WWDC"で検索して参加リクエストを送りましょう。 現地でのイベント情報の共有や、ご飯のお誘いなどに利用されています。

パスポートの期限を確認する

アメリカの入国にはパスポートの期限が3ヶ月残っていることが望ましいので、 ギリギリの方は更新しましょう。まだ持ってない方は早く取りましょう。意外と面倒です。

ESTAを取得する

ビザを取得せずに入国する外国人に対してESTAの事前申請が義務化されています。 取得自体はすぐできるので搭乗手続きまでには絶対に行なってください。絶対です。 (去年取り忘れていて倍以上の値段で航空券を再度購入した)

保険とWifiの準備

あとは任意になるのですが、保険とWifiはあった方がいいです。というか必須です。

  • 保険: San Franciscoの時はかなり治安の悪い場所で開催されていたので必須でした。海外行く時は大体入りますよね。
  • Wifi: 去年は自腹でお金がなかったので借りなかったのですが、公共Wifiがない場所で迷子になります。

周辺イベントに参加申し込みする

WWDCに参加する準備は大体整い、余裕が出て来た頃に周辺で行われるイベントを探してみましょう。 以下のアプリを使用するとたくさんの企業が開催するイベントが見れます。

  • Parties: Appleが提供していて、主に企業が開催する周辺イベントを管理できます。

  • Eventbrite: 現地に住む日本人エンジニアのミートアップなど小さなイベントも見つけられます。

  • AltConf: 毎年WWDCのセッションと同じ時間帯に行われている大きなイベントのスケジュールが見られます。

WWDC公式アプリをインストールしておく

現地で発表が始まるとスケジュールが公開されます。 通知が来たり、セッションの動画がストリーミングできたりする優れものなのでとりあえず入れておきましょう。

https://itunes.apple.com/jp/app/wwdc/id640199958

Uber/Lyftアプリをアクティベートしておく

向こうの電車は味があって好きですが、本数も少なく時間も曖昧なのでUber/Lyftを使いましょう。 ただしアプリのアクティベートには電話番号が必要なので、現地でアクティベートが困難になる場合があります。 なので国内にいる内にクレジット登録とアクティベートを済ましておきましょう。

  • Uber: 日本ではまだドライバーが少ないですが、アメリカはわんさかいます。

  • Lyft: 知らない人と相乗りができるUberです。私は楽しいのでこっちをメインで使ってました。

身体を大事にする

私は健康管理が下手くそなのでこれが一番大事だと思っています。最近は野菜ばかり食べてます。野菜はいいぞ。

あとは参加するだけです。では現地で会いましょう、アディオス。

宣伝をする

弊社でWWDCの報告会を開催予定ですので奮ってご参加ください。

lifull.connpass.com

LIFULLクリエイターによるプロダクトの祭典・第4回 創民祭を開催しました

こんにちは!クリエイターの日運営委員会のタカラベです!
今回は、第4回創民祭について共有させていただきます!

創民祭とは?

f:id:LIFULL-takarabs:20170531151813p:plain 創民祭(そうみんさい)は、業務、クリエイターの日、プライベート、LIFULL社員が作ったプロダクトをお披露目する社内展示会です。

  • 地道に作っていたプロダクトを実際に触ってもらう
  • すごいって褒めてもらえる!
  • 楽しんでくれる!

など、ものづくりを頑張るクリエイターが鼓舞される、半年に一回の楽しいお祭りです。

過去記事はこちら!

社内クラウドファウンディング・W3C Push API・ぬいぐるみハック・マウスになる椅子など最新技術や新しいアイデアてんこ盛りの社内プロダクト展示会を開催しました! - LIFULL Creators Blog

おそ松さんディープラーニング・VRアクションゲーム・tvOSなど最新技術てんこ盛りの社内プロダクト展示会を開催しました! - LIFULL Creators Blog

第1回創民祭を開催しました - LIFULL Creators Blog

半蔵門に来て初めての創民祭!

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183046j:plain 第4回目となる今回は、2017年4月から半蔵門に社屋移転してはじめての会でした。
壁・床材の木目や、壁に直接投影されたスライドなど、綺麗でテンションがあがります!!

f:id:LIFULL-takarabs:20170516184547j:plain 今回からライトニングトークも開催しました!
展示ブースではプロダクト自体の説明が主ですが、
ライトニングトークでは開発中の成功・失敗体験を共有する人が多く見られました。
当日の飛び込み参加もあり、ワイワイしていましたよ!

全部で10個!展示プロダクト

①NEXT STAFF MAKER

f:id:LIFULL-takarabs:20170531145541j:plain 前回の創民祭から出展してくださっていたこちらのプロダクト!
髪型や洋服を着せ替えできて、自分そっくりの可愛いアイコンを作成することができます。
弊社は社内での連絡手段としてChatWorkを使用しているのですが、意外とデフォルトアイコンの人が多く…
その方の個性が見える&他の人と区別しやすくしたい、との想いで、作成されたそうです!

②Edmaps

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183040j:plain オリジナルの観光地プランを作成できるサービス!
エンジニア3名で作成とのことですが、話題のAdobeソフト「Adobe Xd」を用いて自らデザインを行っていました。
しかも綺麗で使いやすそう!今回は開発環境だけだったので、是非手にとって操作してみたいプロダクトです!

③LIFULL CAMERA

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183036j:plain iPhoneやAndroidで簡単にL字フォーカス付きの写真が撮影できるアプリを展示してくださいました!

【?】L字フォーカスとは
2017年4月から弊社・LIFULLのロゴが新しくなり、「L」で四角をかたちどるものに刷新されました!
この四角、「世の中の不」「叶えたい未来」などにフォーカスを当てる「L字フォーカス」と私たちは呼んでいます。

④社員限定ランチマッチングサービス「LunchMatch」

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183037j:plain 前回も出展してくれた「LunchMatch(ランチマッチ)」は、社内で面識のない人とランチできるマッチングサービス。
新卒1年目のエンジニア3人で開発を進め、社内限定でローンチ→現在まで運用を続けております!
作って終わりではなく実際使ってもらい続けるために、運用まで頑張っている姿がとても印象的なこのサービス。
特に、中途入社でまだ知り合いが少ない方や今年度の新卒に利用されているそうですよ!

⑤VR「蚊」+ ライブコーディング

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183025j:plain 「誰しもが一度は蚊になりたいと思ったことがあるハズ。そんな夢を、実現しました。」
コンセプトから魅力的なこちらは、VRで蚊になった気分を体験できるプロダクトです!
観客もたくさん!みなさん笑顔と驚きの表情で体験していて、盛り上がっていました!

⑥IoTでトイレ個室の空き状況を見られるようにするシステム

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183029j:plain 実は、まだ品川で働いていた頃に話題になっていた問題です。
トイレに行っても行列、なかなか出てこない…あのモヤモヤをIoTで解決しようという試みがこのプロダクトです!
こちらは開発者2人で、プロダクトも2つ。2つの方法でトイレ個室内に人がいるか検知しています!

1)赤外線センサーによる人感検知によって、トイレ個室内に人がいるか検知しています。
赤外線センサーは以下の機器を使用しているそうですよ!
Raspberry Pi 3 と DSUN-PIR を使って人感センサーを作る + 人感センサー検知状況を表示する簡易Webアプリケーションを作る - Qiita

2)トイレのドアにリードスイッチを付けて、ドアの開閉を検知する事で、トイレ個室内に人がいるか検知しています。

⑦LIFULLのクリエイター紹介サイト

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183042j:plain LIFULLのクリエイター紹介サイト「LIFULL CREATORS FILE」は、LIFULLのものづくりスタッフの紹介サイトです。
プロフィールやクリエイターズブログを通し、
メンバー自身がものづくり活動を発信することができます。
ここではLIFULLの個性あふれるスタッフたちが思い思いの自己紹介をしていきます。
彼らが普段どんなことをしているのか、気になる所ですね!

⑧社員スキル検索

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183044j:plain バックグラウンドや携わっているサービスも多岐に渡るので、得意な開発言語、技術、知識もさまざまです。
「新しい開発言語触ることになったけど、ノウハウ誰か伝授してくれないかな…」
そんなときに探すことのできるのが「社員スキル検索」です!
面白いのが、他の人の「得意なスキル」も追加することができること。
得意なスキルといわれると自分では謙遜しがちですが、これなら十分に可視化できそうですね!

⑨班分けAI

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183026j:plain 当時新卒一年目のエンジニアが開発!
LIFULLの社員旅行のために開発した、アクティビティの班分けを行うAIになります。
これまで、各社員が参加するアクティビティは人力で割り振っていましたが、
「班分けAI」は、社員のアクティビティ参加希望を入力すると、”自動的に”希望をできるだけ叶えるグルーピングをしてくれるのです!
詳しい実装内容に興味がある方は、こちらの記事をご覧ください!

班分けAI - LIFULL Creators Blog

⑩不動産ポータルサイトのポータルサイト

f:id:LIFULL-takarabs:20170516183028j:plain こちらは2年目エンジニア研修プログラムSETで開発されたサービスです!
サービス内容は不動産ポータルサイトのポータルサイト、ということでややこしいですが、
世の中にたくさんある不動産ポータルサイトの情報を一覧できるサービスのようです!
企画からデザイン、実装まですべて2年目のエンジニア2人で行った意欲作です!

栄えある受賞プロダクトは?!

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★優秀賞「IoTでトイレ個室の空き状況を見られるようにするシステム」

来場者の投票数が最も多いプロダクトに贈られる賞!
切実な課題に対する解決策をプロダクトとして実現しており、ぜひ導入して欲しいとの声が多く聞かれました!
社内で試験運用することも計画されているようで、実現まであと少し!楽しみです。

★山田賞「NEXT STAFF MAKER」

技術職出身・役員の山田が選ぶ賞!
無印アイコンをなくしたいというプロダクトの目的もさながら、新卒4人制作職のみで作りきった点が評価されました!
今回の創民祭後、社内公開されてからは、「NEXT STAFF MAKER」のアイコンの社員が増えて、普及率も高いです!

★Tech賞「班分けAI」

クリエイターの日運営委員会によって、技術的にスゴイ!と思うプロダクトに贈られるTech賞!
彼の強みを活かして社内の身近な課題解決に取り組むマインドと、その実現力の高さがポイントでした!

最後に!

創民祭も4回目、新社屋でも無事開催できました。
社内のみの限定開催ではありますが、出展してくれるプロダクトの数はもちろん、来場者も増えてきています!!
LIFULLは、創民祭以外にも、クリエイターの日・クリエイティブアワード・トキワ創など、
ものづくりを推進・賞賛する制度が多くあります。
「LIFULL HUB」というコワーキングスペースもありますので、
是非一度遊びにきてください! hub.lifull.com
以上、第4回創民祭についての報告レポートでしたヽ(・ω・)/