社内でChatGPTの普及のためハッカソンを開催しました
こんにちは。クリエイターの日運営委員の花岡です。 4/20にLIFULLでChatGPTハッカソンを実施したので、その模様について報告します。
近年、ChatGPTによる技術革新はめざましいものがあります。
LIFULLのサービスとしては、先日ChatGPTを活用したAIホームズくんbeta LINE版をリリースをしています!! lifull.com
このような動きの中で、社内向けとしてもChatGPTの可能性を探るべく、ハッカソンを開催しました。 急な開催ではあったものの、22名の方にご参加いただきました!
今回のハッカソンの狙いは以下の通りです。
- ChatGPTを使ったハッカソンを実施することで、新しいアイデアの種にしてもらう。
- LIFULLでの、ChatGPTへの関心を高めてもらう。
- エンジニア・非エンジニアに限らずChatGPTを社内で使ってもらうことにより、ChatGPTという技術に慣れ親しんでもらう。
- 社内にプロンプトのノウハウを蓄積する。
今回は入門編ということで、エンジニア以外にも広く参加してもらう形式をとりました。
ハッカソンの概要
今回は、ChatGPTが盛り上がってまだ日が浅いことや、エンジニア以外の参加者も多いことからハンズオン、ハッカソンの二部形式を取ることにしました。 また、今回のハッカソンでは弊社のAI戦略室で作成いただいたChatGPTツールを使用しました。
- 第一部: ハンズオン
- LLMの概要について
- ChatGPTと社内向けツールの説明
- 第二部: ハッカソン
- ルール説明
- ハッカソン
- 成果発表
- 表彰
第一部 ハンズオン
LLMの概要説明
ハンズオンの前半では、弊社の加藤さんにLLMの概要説明をしてもらいました。
ChatGPTと社内向けツールの説明
今回のハッカソンでは、弊社AI戦略室で作成した社内向けツールを用いてハッカソンを行いました。 なお、社内ツールは以下の目的で作成されました。
- プロンプトを入力しやすいGUIを作成してOpenAIのAPIを手軽に使えるようにすること。
- プロンプト(コンテキスト)を共有できるようにしてノウハウが横展開されやすいようにすること。
後半では、谷山さんにChatGPTや社内ツールの使い方について説明してもらいました。
第二部 ハッカソン
今回のハッカソンでは「LIFEをFULLにするモノ」をテーマにプロンプトを作成してもらいました。 先ほど説明した社内ツールを使用して2時間ほどの時間でテーマに沿ったプロンプトを作成してもらいました。
表彰作品
今回のハッカソンでは、投票による「ハッカソン優秀賞」と、弊社のCTOの長沢さん、取締役の山田さんに選んでもらう「長沢賞」「山田賞」の2つの特別賞を用意しました。
ハッカソン優秀賞
武田 裕子「発注したい」
〜選定理由〜
- 実際に運用できると思った。結構良い感じにほかのタスクにも適用できそう。
- こんなに詳しく段階的に正確な返しができるようになるとは、と感動しました
- 業務支援で使えそうだから。社内のchatbotで使いたい etc..
長沢賞
二宮 健「タスク内容相談くん」
〜選定理由〜
どれも使ってみましたが、一番自然かつ使えそうな答えが帰ってきました、 タスクを進める際にどの観点を気を付ければ良いのか、はっきりさせておいたほうが良いところはないか?など、経験の浅い人にも良いメンターになりそうなためです。
山田賞
羽賀 崇史「振返り精度UP」
〜選定理由〜
対話botの基本的な使い方と言えるかもしれないが、実用的であり使い続けることで人間の成長にもつながるAIとの良い関係が作れそうと感じたため。
ここでは紹介しきれませんでしたが、表彰作品以外にもユニークですばらしい作品がたくさんありました。
ハッカソンを振り返って
今回のハッカソンの時間は短めだったにもかかわらず、ユニークでおもしろいプロンプトがたくさん出てきました。 また、エンジニア以外にもたくさんの方に参加いただき、ChatGPTを使ってどのようなサービスを作っていくかの発想の手がかりになったと感じています。
今後社会課題の解決に向けて、ChatGPTの大きな可能性を感じることができるハッカソンになりました。
最後に
LIFULLでは、冒頭で紹介したAIホームズくんを始め、ChatGPTやLLMのサービス適用を広げるべく積極的に取り組みが進められています。 また、今回のハッカソン以外にも熱海ハッカソンなどさまざまなイベントを開催しています。
LIFULLに興味のある方、ぜひ一緒に働きませんか。 よろしければこちらのページをご覧ください。 hrmos.co