先週の金曜日まで開催されていたWWDC2015。 ネクストからは2名が参加し、HOME'SのiOSアプリチームから1名、私、成田が参加してきました!
個人的には2回目ですが、HOME'Sアプリチームからは初の参戦。HOME'SのiOSアプリチームを背負って行って来たのでレポートをお届けします!
忘れずに前日登録に行こう!
現地へは日本時間の6月6日の午後の便で出発しました。ロサンゼルス経由の便でサンフランシスコに向かいました。
今年のWWDCは6月8日(月)~6月12日(月)の開催でした。 ただし、前日、6月9日(日)にレジストレーションを行わなければならないため、余裕をもって前日にサンフランシスコ入りしました。
WWDCは2013年に参加したことがあったため、そこまで緊張はしていませんでした。
サンフランシスコ国際空港からはBART(Bay Area Rapid Transit)に乗ってサンフランシスコ市街へと移動します。 時間に余裕を持って予約していたホテルに行ってみたらなんとオーバーブッキング!
しかも「とりあえず明日になったら誰か追い出すから明日また来てくれ」とか言われて追い払われてしまい泊まるホテルがない緊急事態に!
途方に暮れながら市内を歩き回りながらホテルを探し、なんとかかんとか一泊できるホテルを見つけ出し野宿は避けることができました(写真は途方に暮れながら撮影した有名なサンフランシスコのケーブルカーです)。
(さらっと書いたけど、この時は本当に途方に暮れていました。。。)
翌朝、6月7日(日)は早めに起床し、当初泊まる予定だったホテルに移動、なんとか終日までホテルを押さえることができて安心してWWDCの会場へレジストレーションに向かいました。
会場である Moscone Westの向かいのビルには今年のWWDCの看板がドカーンと飾られていました。すごくカラフル!今年のテーマは"The epicenter of change."でした。
この外観、ネットニュースなどで見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会場内に入るとすでにたくさんのデベロッパーたちが到着していました。 登録にはWWDCのチケット、加えてパスポートが必要になります。
登録時にはバッジが渡されます。命、パスポートの次に大事なのが、このWWDCバッジ。 なくすと再発行してもらえません。
これがないと会場には入れません。 会場内ではバッジなしで入ろうとする人がいないか屈強なガードマンが目を光らせています。
バッジと一緒に渡されるのがジャケット。登録時にサイズを聞かれます(試着できます)。 今年はジャケットの文字に使われているフォントがApple Watchで使われているSan Franciscoになっていました。
サイズ表記がSwiftで書かれているところが、開発者会議らしくていいですね 笑
登録後はアップル、Google、Facebookなどを観光しに行ってきました。
夜はWWDCに参加する日本人が集まって前夜祭が開かれたので、そちらへ参加してきました。 たくさんの方が参加されてとても楽しかったです!
Keynoteを良い席で見よう!
前夜祭が終わったのが午後10時ごろ。4時間ほどホテルで仮眠を取ってKeynoteを良い席で見るために深夜3時から並びに行きました。一人だと寂しいので前夜祭で知り合った方々と一緒に並ばせていただきました。
並び始めて4時間経った7時ごろになって会場内に入ることができました。
見渡す限りの人、人、人。
この見渡す限りの人がみんなiOSデベロッパーってすごいですよね。。。
会場内には軽食が用意されており、外にいるよりもだいぶリラックスして待つことができました。とは言え、この段階でかなり疲れていました。
こちらは通称"オダワラ"。あのスティーブ・ジョブズも愛したというジュースです。本当においしくてWWDC期間中ずっと飲んでいました。
9時半近くになってようやく会場内に。なかなか良い位置につけられました!
Keynoteの内容については、他のメディアさんでも取り上げられているので省略させていただきますが、個人的な印象としては、ここまでkeynoteがメディア向けのイベントになるとは思いませんでした。
HOME'SのアプリはApple Watchに対応しているので、watch OS 2の発表が個人的には熱かったです!
この日は現地のミートアップに参加しようと思ったものの、眠くてしょうがなかったのでご飯を食べてホテルに帰りました 笑
ラボに行こう!
Keynoteを見るためにかなり体力を消耗した感じがあったのですが、デベロッパーにとってはここからが本番。
Keynoteで明らかになった新しいサービスや技術についての説明が残りの4日間のセッションで詳細に説明され、その中で疑問に思ったことや分からないことを直接アップルのエンジニアに質問することができるのがWWDCの本当の価値です。
セッションは次の日にはビデオで見られるようになっていますし、今年から一部のセッションはライブストリーミングするようになりました。となると、やっぱり醍醐味はラボ。
実際、アップルのエンジニアの方に聞いたら「我々にとってもデベロッパーの方から直接フィードバックがもらえる貴重な機会」とおっしゃっていました。
僕はあまり英語が得意ではないのですが、コードを書いたり図を用意したりして準備して行けばある程度なんとかなるものです(ごめんなさい、英語勉強して次行ったらもっと実のあるものにします、ごめんなさい)。
ラボに行こう!
現地で開催されるイベントに行こう!
WWDC期間中は色々な場所でミートアップが開かれています。
WWDC Parties 2015というサイトで期間中に開催されるイベントが閲覧できるので行きたい場所に行ってみると面白いと思います。
"James Dempsey and the Breakpoints LIVE near WWDC 2015"というライブに行ってきました。
Jamesさんは元Appleのエンジニアで、iOSの開発などをされていたらしいです。なので歌もプログラミングやiOSに関係するものが多かったです。
今年は昨年発表されたSwiftの曲が新曲として歌われることが期待されており、伴奏が始まったのですが。。。
"SourceKit Service Crashed"というSwiftが出たばかりのころから触っている人たちにはおなじみのクラッシュが発生して曲が終わってしまいました。
アメリカンジョークって感じでした 笑
イベントは毎日どこかしらで開催されているので、顔を出してみると面白いですよ。
現地の会社を訪問しよう!
サンフランシスコには多くのIT系企業がありますが、会社訪問してみると良いと思います。
今回は次世代モバイルデータベースRealmを開発しているオフィスにお邪魔してきました。
とても広かったです!
お昼ご飯までいただいてしまいました!
なんと、さらにはTシャツまで!
現地のスタートアップの空気を感じられ、とても貴重な体験になりました。こういった経験も現地でしかできないので、機会があれば積極的に行くようにしたいですね。
Realmさん、ありがとうございました!
Tech Houseに転がり込む
さてホテルに泊まることができなくて途方にくれた件ですが、結局最初に予約していたホテルはいろいろと問題がありました(書くと長くなるので書きません)。
「いや~サバイバルしててカッコいいですよね~」とか言ってくださる方もいらしたのですが、心の中では「こんなことしに来たんじゃない!」という気持ちがずっとありました。
「やはりカンファレンスに集中するためにホテルを出ていくしかない!」そう強く心に決めました。
そんな時、知り合いの日本人iOSエンジニアの方が「Tech Houseというシェアハウスに泊まっているんですけど一緒にどうですか?」と声をかけてくださったのでお言葉に甘えることにしました。
前のホテル関係なしに快適な空間で、次回行けることになったら最初からここに泊まりたいな~と思うくらいでした!
夜はリビングに集まってみんなもくもくとコードを書いている感じで、WWDCで新しい技術が発表されていろいろと試してみたいエンジニアからしてみると最高の環境でした!
Tech Houseさんありがとうございました!今度は最初から泊めてください!
自分で航空チケットやホテルを予約したのですが、いや~、まともなホテルに泊まっていたらこのような経験は絶対にできなかったと思います。
そういう意味で本当にラッキーだったなと思います。...ん?
まとめ
さて、ここに書ききれないことが実はまだまだたくさんあります!
それくらい本当に濃い一週間を過ごすことができるのがWWDC。先日も書きましたが、そんなWWDCの報告会をネクストで開催します!
懇親会も予定しており、現地で買ってきたプレゼントの抽選会も予定しています!ぜひぜひお越しください!