LIFULL Creators Blog

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振り返り会として「褒め会」を試してみました。

こんにちは。藤原です。

3月ももう終わりですね。 今期を締めくくるとともに、来期へのスタートダッシュに向けて、部署内で今期の振り返り会などを行われている方もいらっしゃると思います。ただ、振り返り会って結構難しくないですか?

私達も今までは一般的なKPT法で振り返り会をしていましたが、様々な課題がありました。

  • 日々の業務中だと、良くなかった面にばかり目が行ってしまい、結果Keepがでなくて、Problemが多くなり、成果物としてTryが増え、やることが増えてしまった。
  • 日々の業務が多忙な中に付け加える形で、Tryの項目が増えてしまい、結局こなせなくなり、中途半端になった結果として、最終的には振り返りが意味を成さなくなっていた。
  • 毎回の振り返りが「Problem」ばかりで不毛な会になってしまい、気分的にも決して良いものにはならなかった。

本来はプロジェクトが終わる毎に振り返り会をしていましたが、 今回はプロジェクトというよりもチームとしての振り返りを意識して、 今までとは少し違った「褒め会」というやり方を試してみました。

今回行った褒め会の進め方

  • この1年を振り返って自分が試してみたこと、意識してやってきたことを共有する。
  • 他のメンバーがこの1年実践していたことで、評価したいことや真似したいと思ったこと、つまり褒めたいと思ったことを共有する。
  • これをそれぞれメンバー分繰り返す。
  • 最後に共有した内容から、グループ内で試してみたいことが出てきたら、試すための仕組みを作る。

褒め会から得られたこと

  • 普段、良くない点に目が行きがちなので、お互い褒め合う、称えるということは難しい。
  • 自分の思っている部分とは違う部分を褒められたりして、自分の中にも新たな発見があるし、他の人が褒めているポイントも新たな気付きの参考になる。
  • 最終的には気分よく会を終えることが出来た。

やってみて気が付いたこと

  • メンバーによって「褒められる方がいい」「厳しく指導される方がいい」の2つに別れ、それぞれの性格や考え方が垣間見えたこと。
  • 欠点は嫌でも目についてしまいがちで、良い所、褒めるところに気がつくのはなかなか難しい。普段から注意して観察していないと中々発見出来ないので、普段から意識して周りを見ることが必要。
  • 周囲を思いやる、気を向けるようにするという意味でも、やって見る価値はあると思いますし、結果やってみてよかった。

ということで、気持ち良く1年を振り返り、次へのスタートダッシュを決めるためにも「褒め会」オススメです。