こんにちは!チームで熱狂しながら開発したいサービス企画のスズキです。
今日はLIFULLで行っている「ふりかえりのオブザーバー制度」を紹介します。
みなさん「ふりかえり」をしていますか?
ふりかえりとは、プロジェクトの終了後や途中で、あるいはトラブルの発生時に行うもので、プロセスや結果について「ふりかえって改善すること」です。
プロジェクトやメンバーの状況に合わせて、やり方はいろいろありますがLIFULLではKPTがよく使われているようです。
ただ「ふりかえり」が開発フローとして定められているわけではないので、プロジェクトによっては実施するタイミング異なっていたり、そもそも行っていないところもあるようです。
ふりかえりのオブザーバー制度とは?
制度はその名の通りで、プロジェクトのふりかえりにオブザーバーとして相互参加する仕組みをつくりました。
良いことしかないッ!この制度
受入側
- 受入先の負担ほぼなし
受入先は特になにも準備をすることもないので負担がありません。 - 参加者からのFBがもらえる
参加者からアンケートを通じて客観的なアドバイスがもらえます。
参加側
- 普段の素の姿を見ることができる
同じ社内だけど知らないことって多いですよね。勉強会や情報共有ではわからないことがわかります。 - どんなノリでやれば良いのかわかる
本を読んでもチェックインとかどんなノリでやれば良いのか不安になったことないですか?体験できる場は貴重です。 - 問題の解決方法がわかる(かも?)
同じ問題を抱えているチームは多いので解決方法を教え合ったり、解決できなくても悩みが軽くなったりします。
と立ち上げたときから良いことしかないと思っていたこの制度です。ですが、オブザーバーの受入をハードル高く思われてたり、タイミングが合わないといったことがあるので、これをクリアしてマッチングの数を増やすことが次の課題だなと思っています 。
3月から開始して8月現在で18プロジェクトで受入、43名の方に参加をしてもらいました。ありがとうございます!
参加者からの感想を紹介
ということで、ふりかえりに参加した方からの感想を紹介したいと思います。
職種:エンジニア ナガサキさん
- 参加した動機
他のチーム・PJの進め方や課題、振り返りと解決策を知ることで、自チームの参考にしたかった。 - 得られた気づき
部署やサービスが全然違っても、振り返りで出てくる課題は似ているものなんだ、ということが一番大きいです。また、客観的に振り返りを見ることで、振り返りの進め方を改めて考え直すきっかけを得られました。例えば、事前にKP(チームによってはTまで)を記載して集まることで時間の節約はできますが、集まった意見を読み拾い上げることに時間が割かれてしまい、議論や課題の共有は浅くなる印象です。 - 参加して変えようと思ったこと
人数x開発期間に比例して振り返るべき内容が増えるので、覚悟して時間を取るようにすること。
今試してみたいことは、別部署の方にファシリテーターをしてもらうこと。
職種:サービス企画 ウシクボさん
- 参加した動機
自分が参加する振り返りの効果を高めるヒントを得たかったため。 - 得られた気づき
自分がPJに参加していたら見逃してしまうだろう課題も、オブザーバーとしての客観的な視点から気づくことができた。
他のPJの具体的な振り返り方法を見ることができ、自分が行う際の振り返りにも取り入れやすい。 - 参加して変えようと思ったこと
客観的な視点を得るため、自分達の振り返りでもオブザーバーを受け入れるようになった。事前にどの程度個人で準備をするか、そのためにどんな書式を用意するのが自分たちに合っていそうか、集まる時間をどのように使うかを再検討し振り返りの仕方を改善することができた。
職種:エンジニア ノザワさん
- 参加した動機
新しいチームが招集され、イチからチーム作りをしなければならなかったため、社内でどんな振り返りやプロジェクト運営が行われているかを知りたかったから。 - 得られた気づき
活発なチームは、メンバーひとりひとりがチームの目的や目指すべきクオリティをよく理解していて、その文脈において自分は何ができるかをよく理解できていると思いました。さらに言えば、一人ひとりが職種やチームにとらわれず、広い視野を持って、自然に発言・行動ができていると感じました。 - 参加して変えようと思ったこと
一人ひとり言いたいことが、振り返り会でちゃんと言えるようにしたいと思いました。また、普段気にしなかった相づちや、身振り・手振り、表情などが積み重なって、そのチームの雰囲気を作ったりするので、良いチームを作ろうと思ったら、そういった身体的なところからリラックスできるように工夫しようと思いました。
おわりに
チームづくりや現状のプロジェクトやふりかえりの仕方に悩んでいる方は、他のチームのふりかえりにお邪魔してみてはどうですか?
そしてこの制度が良いなって共感してくださった方は、ぜひとも、あなたのチームのふりかえりにオブザーバーを参加させてあげてください。