こんにちは!クリエイターの日運営委員の松岡です。 みなさんは「スマートホーム」という言葉をご存知でしょうか?
例えば「家に近づくとエアコンが自動的に起動する」「音声でテレビを操作できる」など、スマートホームとは、様々なデバイスをインターネットに繋ぐことで便利な生活ができる家のことを指します。
LIFULLではコロナの影響もあり在宅ワークが基本の状態になっており、自宅の生活を豊かにする需要が高まっています! そこで「クリエイターの日」のイベントの一環として「おうちハック!」と銘打って最新のテクノロジーを用いたオンラインハッカソンを開催しました!
※クリエイターの日とは?
希望者が、3ヶ月ごとに最大7営業日を使って、好きなものを開発することができるLIFULLの制度です。 LIFULLでは、マーケティング能力や技術開発能力を高めてイノベーションを創造するため、通常業務の枠を離れて、新たな技術や手法に取り組む機会となっています。
開催概要
まずハッカソンのテーマは「スマートホーム関連機器を使って自宅での生活をより便利にする仕組みを作る」としました!
また期間としては1週間の中の空いている時間で作業・開発をしてもらい、それぞれの自宅でスマートホーム関連機器を用いた仕掛けを作っていただきました。
最終日では実際に仕掛けを動画に撮った上で発表をしていただき、その結果順位を決定し、優勝者には豪華賞品を贈呈する形としました。
発表内容
それでは発表内容を見ていきましょう!
1.シェアハウスのリビングをキリンに深夜監視させてみた
最初の発表は、こちらのMESH、IFTTT、Nature Remoを使ったアイデアです。
シェアハウスに暮らしていると、誰かが消してくれるだろうと思ってつい電気を消し忘れてしまう。
そんなシェアハウスの課題解決のため、このアイデアが生まれたとのことです。
まず、MESHで人がリビングにいなくなったこと、及び部屋の明かりが付いていることを検知します。
次にIFTTT経由で、Nature Remoが照明を消し、LINEがグループに通知を送るという仕組みです。
電気代を節約できたという実績もあり、シェアハウスでなくても活用が可能そうな素晴らしいアイデアだと思います。 ちなみに今回は実験的にMESHを使いましたが、Nature Remoにも人感センサーがあるため、MESHを使わなくても実装は可能です。
2.よく行方不明になるプテラノドンをすぐに見つけられるようにした
続いての発表は、tileとGoogle Homeを使ったアイデアです。
娘さんが大事にしている人形「プテラちゃん」をなくなった時に、手軽に見つけられるようにするアイデアです。
アプリで操作すると音を鳴らせるタグ、tileをGoogle Homeに連携させ、「プテラちゃんを鳴らして」と言うとプテラちゃんに付いたtileが鳴るという仕組みです。
tileだけでも便利ではありますが、幼児だけで扱える音声デバイスとあえて連携させたアイデアです。
仕事や家事で忙しい時、手軽に使えるのが魅力的です。
3.私が求めていたのは話し相手でした
3つ目の発表は、在宅だとどうしても座りっぱなしになってしまうため、運動不足を解消したい!というアイデアです。
デモではIoTデバイスのNature Remoを利用し、自身の動きを計測することで座りっぱなしを検知しておりました。
「立派なお腹ですね。ダラダラ働いていないで外でも走ってきてはいかがですか。」とGoogle Homeに話しかけられることで運動を促す仕組みのようです。
製作者は「運動不足解消を目指していたけど、Google Homeに話しかけられて嬉しかった」とのことで、在宅によって本当に不足していたのは話し相手だったというのはとても共感できる部分です。
AWS LambdaでNature Remoからデータを取得し、アラームでSlackやGoogle Homeに通知するなど、裏側の部分もしっかり作り込まれた作品でした。
4.1分でできる!簡単IoTで防犯対策
最後の発表者は、meshを使うことで誰もが気軽に防犯対策ができるアイデアを考えてきてくれました。
実は空き巣の被害は鍵を閉めていなかったことが原因である割合が最も高いとのことです。
MESHのMoveで動き傾きなどが検知することができるため、ドアのサムターン(鍵の部分)に貼り付けて鍵の開閉を検知します。
設置が終わったらMESHのアプリをダウンロードして、デバイスの傾きとメール通知をアプリ上で簡単に紐づけることができるようです。
アプリ連携からメール通知まで1分で完了したとのことで、とても手軽に利用できることがわかります。
問題提起から誰でもできることで予防策を提示するところまでしっかり考えられたアイデアでした。
結果発表
優勝は「私が求めていたのは話し相手でした」となりました。
在宅での運動不足という課題を解決するだけでなく、Nature Remoから取得したデータをAWSのCloudWatchやLambdaと連携したりするなど技術的にもいろいろ実装されていたのが高く評価されました。
まとめ
今回はハッカソンという形でしたが、エンジニアだけでなく企画の社員にも参加していただけました。また、成果物の発表会にはたくさんの方が参加してくださいました。
最近は、MESHなどをはじめコードを書かなくても簡単なプロダクトが作れてしまったりするので、これを機に興味を持った方が次のイベントに参加して少しずつ社内のこのようなイベントも盛り上げていければいいなと思いました。
開催日:2020年9月18日
弊社では、一緒に働くメンバーも募集しています。